同じ会社、同じ研修会などに行っていたため「なにかビジネスをしよう」と仲間で立ち上げようとすることはありませんか?
私の想像するに、立ち消えになったものはたくさんあるはずです。
多くの場合、うまくいかないんですよ。
理由を挙げます。
- 誰かがやってくれるだろうと指示待ち。
- お金を、自分の役割を果たしたら企業がどうなろうがもらえると思っている。
- 「責任」という言葉を乱発し、責任逃れしたがる。
- そのくせ、分前にはうるさい。要するに同じ仲間すら裏切ろうとする。
- 意見の違いをまとめようとせず、結論を放り出す。
- 言ってるほど、仕事が進まない。手が遅い。
こういう人たちとの起業は残念ながらできないです。
とくに異業種交流会とかで名刺を集めている人間なんていうのは、ロクな能力が自分にないことをよく知っているからこそ、おいしい話しに加わろうとしているのですから、絶対に、絶対に、話しを聞かせてはいけません。能力がないだけじゃなく、口も軽いです。
新しい事業を立ち上げる時に、ワークフローが確定しているほうが稀です。
役割分担が一応あっても、お互い手が空いた人間が助け合うという覚悟がなければ仕事が進むわけありません。
起業するためにはお金が必要です。
オフィスに座っているだけで賃料が出ていきます。そこでもらうことしか考えていない人はいりません。
責任やリスクのない事業は存在しません。そんなに責任を負うのがイヤならば、被雇用者をやっていればいいのです。リスクがそんなに嫌いなら定期預金すればいいのです。リスクがないってことは収入もないのです。
総じていえば、ビジネスの仕組み、お金の意味がわかっていない人とはビジネスをやってはいけません。
一方で、本田宗一郎には藤沢武夫という素晴らしいナンバー2がいました。
二人三脚で大きくしたわけです。
チームで起業したほうがうまくいくこともあります。
それは自分の周りに人材がいるかどうかで決まります。
誰もあてにならないならば一人でやるしかありません。
ムリして上に書いたようなクズを集めてはいけません。
一人起業がうまくいくとカリスマとか言われていますが、そうじゃないんです。
その人の人格、運、考え方などで一人でやったほうがうまくいくこともあれば、
グループでやったほうがうまくいくこともあるだけです。
しばしば起業する人はいろんな本を読んだり、講演会で話しを聞いて
「こうじゃなくてはいけない」
と思い込むことがあります。
残念ですが、必ず成功するルールなんてないです。
ただただ、失敗するルールがあるだけです。
「へんな人、お金についてリテラシーが低い人とつるむな」はルールです。