汎用(はんよう)のプログラムを今時使う意味があるとすると、いろんな特別なサービスを組み合わせて使う場合だろう。
たとえば、ウェブ、計算、ビッグデータ、などなど。
Googleが今はGo言語だけれど、以前までスクリプトはPythonを使っていましたね。
残念だけど、Python解説本のどれを見ても、Pythonを使う理由が早いとか実績があるとかで「なぜ使うか?」ということについてまったく書かれていないので呆然としてしまいました。
こういうマインドで本を書くとどうなるかというと、
「コマンドラインから~」
以上ない、しょぼいプログラムしか作れないってことです。
JavaやMicrosoft Visual Studioでなくても、イマドキ作ったプログラムを普通の人(Linuxに慣れた人以外)に使ってもらおうと思ったら、GUIは必須ではないでしょうか。
ということでこの記事ではPython+GUIまでを書きます。
Pythonのインストールは簡単です。はありません。以下、すべてバージョン3についてです。
- Python.orgからパッケージをダウンロードします。
- exeを右クリックして、「管理者モード」で実行
- インストールで「Custom Install」を選びます。
そうしないと、おかしなところに導入され、あとあととても面倒になります。 - お勧めの場所は、Program files(X86) 以下です。
- 次に「システム」-[詳細設定」-「環境変数」でPATHにPythonが登録されていることを確認します。
- コマンドラインの黒画面を出して、>python –versionとタイプして導入したバージョンが表示されればOK
私は3.6を導入しました。
次にGUIですが、KIVYだPyQtだとかありますが、すべて却下しました。
理由は「ちょっと」やりたい割に莫大な学習量とコードが必要だからです。
絶対のお勧めはeasyguiです。
簡単なメッセージボックスやYes, Noを問うダイアログ、ファイルダイアログ、入力ダイアログ
こちらのgithubが最新のダウンロードのようです。
ダウンロードした中にあるeasyguiをpythonをインストールしたフォルダー中のLIB下に置きます。
私は0.98を導入しました。
コマンドラインから、pythonとだけ打って、対話モードに入ります。
from easygui import *
と入力し、>>>が戻ってきたらインストールは成功しています。
egdemo()
と入力すると、EasyGuiのデモを体験できます。
Pythonの特徴
自分のための備忘録です。
- プログラム構造をインデントのみで表す。
- プログラムファイルのサフィックスは.py
- 式の評価の後にコロン(:)
- For ループはカウンターは取れず、inでリストをピックアップしていく。
- トリプルクオーテーションはヒアドキュメントとなる、と同時にそれだけ置いてあると実行されないため、注釈として使うこともある。
- ディクショナリはビルトイン
- オブジェクトの生成は代入でOK.
EasyGuiのチュートリアル(日本語)
Easyguiのマニュアル全部翻訳したった 笑