サラリーマンのふり

キュレーションというあだ花と技術

DeNAのWELQ(ウェルク)の記事が医療情報として間違いだらけであることと、他の著作の剽窃であることから騒ぎになっている。

あんまり気にしてなかったけれど、Naverまとめなんてのもキュレーションサイトだったんだな。

DeNAはなんと9つもキュレーションサイトをもっていたそうな。
っていうことは、これを収益の柱としたかったってこと?

ええー???

私はまずこういうものを機械的に作るにはどうするか?と考える。

キュレーションは簡単だ。前例がある。

Google News

言うまでもなくニュースは自動収集されている。

インターネットにかかわる素人はバカみたいにSEO,SEO、SEOとはしゃぐけど、
SEOってGoogleをごまかす行為に過ぎない。

検索で上位に出てくるリンクは言うまでもなく、Googleが現時点でもっとも情報を適切にもっているであろうサイトだ。

言い換えるとGoogleはどこのサイトがオリジナルの情報をもっているのかは知っている。サイトの作成日時とリンクを辿ればできる話だ。

つまり、キュレーションサイトを機械的に作る技術はすでに開発されている。
あいかわらずテクノロジーにうとい連中が、インターネットで儲けるためにはとあの手、この手を考えて思いついたのがキュレーションらしい。

でも、それってお金になるとわかったらGoogleさんがニュース以外のサイトを作れば終了だよ。

キュレーションを人手でやるなんてのは数年の内に滅びるだろうね。

 

一方でリンクに留めないとまずい話しもある。

キュレーションサイトに自分の写真を盗用され、使用量を請求したというおじさんの話しがここにある。

これ、本人は代金回収して満足らしいけど、内容を読む限りサイト側は真面目に相手にしていない。

なぜならば、この人の作品かどうかの確認を一切していない。(そんなもの行かなきゃわからない)

キュレーションサイトは常に「盗用された」という虚偽の訴えにさらされる危険性が高い。

 

もうひとつ考えるべきことがある。

ネットで話題になったYoutube動画が数日から一周家の遅れでテレビ番組に流れる。

あれは著作権はクリアしているかも知れないが、そういう形で放送時間を埋めてしまうことに疑問を感じる。

いよいよテレビもカネがなくなり、敵対視していたネットの力を借りているのが現状だ。

もし、ネットで視聴者の関心を任意に集めることのできる万能(メタ)キュレーションサイトが出来上がれば、じっくりモノを作っているNHK以外のテレビの崩壊は加速するのではないだろうか。

 

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