Entrepreneurというアメリカの雑誌がございまして、アメリカで起業したい人が読む雑誌なんですが、そこに興味深い記事がでています。
抄訳します。
2年半かけて65人の億万長者にビジネスで成功する秘訣を聞いたが、驚くようなことばかりだった。
以下、7つにまとめる。
- 自分は従業員より優秀だと思わないこと
リチャード・ブランソン(ヴァージン・グループ創業者)いわく
”すべての従業員と一緒にやる、彼らの話しを聞き、信じ、尊重し、行動する権限を与える。私は彼らよりうまくやれると思ってない” - 最初から大々的にやるな
しばしば背水の陣を敷いてやれ、なんていうけど、セス・ゴーディン(バイラルビジネスの言い出しっぺ)はイマドキの起業家にはあわない、といいます。
(訳注:だからリーンスタートアップなどの手法が開発されるわけですね。) - お客がいつも正しいとは限らない
しばしばお客の言うことに耳を常に傾けろといいますが、ニューヨーク・タイムズのベストセラー作家ティム・フェリスはお客がいつも正しいとは限らない、価値のない客は切り捨てるべきだといいます。
(訳注:「お客様は神様」とか言っているようじゃ、余裕のない会社はつぶれます。) - 成功するために賢くなきゃいけないってことはない
自分は頭が悪いから起業できないと思っている人に、キスメトリックスのニール・パテル(顧客リテンションビジネスの創業者)は「賢い人を雇えばいい」と言っている。 - 自分の問題が解決すればよい
成功した起業家は他人の問題を解決していると思っているようですが、違います。
Indiegogo(クラウドファンディングサイト)の創業者ダニエ・リンジェルマンは”アイデアは毎日消えていく、正しいスポンサーにいきあたらないせいです、” - 自分の土俵で勝負しろ
新しいチャンスに投資しなければいけないとき、バーバラ・コークランは”私より賢い人が私が儲けただけの金額を投資して失ったのをしばしば見た、彼らは自分の土俵で勝負することを忘れていたのです、”
(訳注:新規ビジネスという言葉に踊らされ、知らない市場でもお金さえつっこめば成功すると思っている人は日本にも数限りなくいる) - お金が最終目的ではない
たしかにお金は大事です。でも、そのため「だけ」ではないべきです。”お金は目的ではない。成功している人々はなにかより深いものを目的にしています。お金だけを目的にしている人は消えていきます”
(訳注:それぞれの人が6の中で「業」ともいえるものに出会い起業することが道を踏み外さないということですね。)
以上、