サラリーマンのふり

低所得にとどまる人の共通点

日刊SPA!におもしろい考察があった。

「低所得にとどまる人」の共通点

記事が消えると困るので、論点の絵だけ引用する。

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目のつけどころがいいところは「儲からない会社がブラック化する」というところだけど、

そこに「好きな仕事はダメ」風なことを書いているのはやっぱりなにもわかってない奴だと思う。

好きな仕事で規模が小さい会社にはこのクオドラントからは移動のしようがない。

また左上の企業規模の大きいところで評価されない人間の所得が低い、としているが、
それはみんなが感じているとおり間違いで、大企業では無能でも給料は高い。
だから、シャープやサンヨーの人たちがパニックになるのだ。

つまりこの著者は下半分の小規模企業しか知らないから、大企業の人々を都落ちだの異業種転々だのと感情的に評価していることが理解できる。

以前も書いたがIT業界の歴史を紐解けば、サン・マイクロシステムズのソラリスとMicrosoftのWindowsサーバーの組み合わせの仕事を大手から下請け、孫請けする会社が筍のようにバカスカできたのだ。
それらの会社を起業した人々はそんなに賢くもなかったが、大企業になった会社はいくつもある。

都落ちなんて言葉はなにも意味しておらず、業界が成長している時には低レベルのスキル専業でも食べていけ、サラリーマンから経営者になれるチャンスが数多くでることを示している。

つまり「好きな仕事でスペシャリティがある」ほうが、低賃金にはなりにくい。
業界が成長していなくても、好きであると自ずから学習するためスキルがあがっていくのだ。

逆に「ころころ仕事を変えて、いつまでたってもスペシャリティはなく、なんでもやります熱意を買ってくださいなどと言っているとバンバン人が辞める儲からないブラック企業に務めるしかなく低賃金から抜け出せない」のだ。

そしてなんのスキルもない人間は老齢になるとコンビニとか「誰でもできるように設計された仕事」しかできなくなる。
この記事の著者はそうなるだろう。

この「設計された仕事」をビジネスや仕事だと勘違いしている人間こそが、低賃金労働者である。
経営者とは仕事を設計するから、大きい利益を得られるのだ。

この違いに気づく人間はホントウに少ない。

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