サラリーマンのふり

ショーンKことホラッチョ川上に学ぶこと

私が書くまでもなく、ショーンKは肩書きは経営コンサルタントで、司会、コメンテーターとしてテレビやイベントにしばしば出ていた。

いつもの文春砲でふっとばされたが、擁護する人々の話がおもしろかった。

1.立派な人です

2. 多少の学歴の誇張があっても仕事はやれていた

3. (そもそも)テレビに引っ張り出した人々がいる

1についてはいつも思う。「いい人」ならなにをしても許され、「悪い人」はなにをしても失脚させられる。

たとえばマスコミでは賛美されネットでは問題視されていた乙武なんて、ようやく不倫で「悪い人」と分類された。
今後はなにをしても「ダメ」レッテルがようやく貼られるだろう。
今まではどんだけいい加減なことをしていても「いい人」だからゆるされていた。

逆にホリエモンなんかはビジネスの遂行能力は明らかに常人を超えているけれど、「悪い人」だからけなされる。
オリンパスや東芝クラスの事件でも逮捕されないのに、ライブドアごときで逮捕した検察庁の宣伝が強烈に効いている。

2については、すし職人やプログラマーなら成果物のみで判断されるが、経営コンサルタントはそうじゃない。
あちこちでお勉強した学識経験者だから、くだらんレポートに金より高い値がつく。
だからコンサルタントは中小企業診断士やMBAなどの資格を取るわけだ。

3については、そういう学識などない人間の「いい人」ぶりにコロッとだまされる人間が日本にはいくらでもいるということを示している。

考えるのが好きな私にはよくわからないが、人が言っていることをうのみにする、「いい」「悪い」のデジタル判断をすることはほとんど考えずに小脳で反応だけしていればいいから、多くの人にはラクなのかもしれないな。

男女問わず整形すると、悪事を働いたり、無能でも、たたかれることは減るということかもしれない。

でも、考えない人って、動物に近くないか?

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