これは先日、ロイヤルコペンハーゲンの直営店でゲットしてきたイースターエッグなんだけど、気になるのは 今年から、日本でもイースターを騒ぎはじめた。
イヤな予感がする。
すでにクリスマスがなんの日だか知らない日本人が大量にいる。
そして、マスコミがイースターを仕掛けにかかっているので来年くらいからあーだこーだが始まるのかも知れない。
でもなぁ、どういう騒ぎ方するんだろ?
昔、まだユーミンが元気だったころの世の中は恋愛至上主義だった。
テレビではフジテレビが「トレンディードラマ」ってジャンルを作り、
地方から上京してきた若者が、どう考えても収入に見合わない生活と恋愛生活を送る。
日本中の若者が同じことをしようとして、車や高級レストランがもてはやされた。
とくに記載しておくべきことは、ボンボンの集団であるホイチョイ・プロダクションズがかなりの流行アイテムを企画、儲けたことだった。
このころまでテレビで「流行っている」と紹介すれば流行ったのだった。
今でもそれを辞められないフジテレビはさっぱり視聴率のあがらない”月九ドラマ”を続け、TBSは”王様のブランチ”で売れてもないものを流行していると言いはり、日テレは”ミヤネヤ”で世論操作を図る。
テレビの力に変化が訪れたのはバブル崩壊後、就職氷河期を迎え、そのまま日本経済は停滞した。
そもそもいつまでも右肩上がりに無限に上がり続ける景気などあるわけがない。
宇宙船地球号に乗っている以上、有限なのである。
ここからいろいろな道が枝分かれした。
団塊の世代はそのままの考え方をし、今でも見栄が気になってしかたない。
その子供以降の世代は、贅沢や分不相応な欲は消えた。
さらに企業がロクに給料を払わなくても、雇用者は辞めない(辞められない)事実に気づき、労働者を買い叩き始めた。
結果的に若者は食うや食わずで「生き延びる」ことが最優先となった。
テレビ局は金持ちなので若者のそういう変化が理解できず、あいかわらずバブリーな番組を作り続け、共感を失い、もはや敵意すら抱かせていることにいまだに気づかない。
金持ち芸能人に用はないのである。
2016年現在、ホリエモンが語るとおり「安い国ニッポン」となった。
こういう中でイースターはどのような位置づけをされるのか非常に興味深い。
ちなみにいまだに事業者が煽っているイベントを振り返ってみる。
- 正月 福袋 (在庫品を押し付ける)
- 節分 恵方巻き (セブン-イレブンが2月の目玉商品がないから、強引に流行らせた根も葉もない話)
- バレンタイン 女性から男性に告白していい (チョコレート会社メリーズが考えついたでっち上げ)
- ひなまつり 女の子のお祭り (じいじ、ばあばが雛人形を買わされる。せまい団地では置き場所すら)
- ホワイトデー 女性がくれたエビにタイで男性が報いる日 (メリーズの二番煎じ)
- イースター ??? (キリストが復活した日であり、キリスト教世界ではクリスマスの次に重要なんだが)
- ゴールデンウィーク 連休だから遠くに遊びにいかなくてはいけない (旅行会社が必死)
- 子供の日 男の子のお祭り(じいじ、ばあばが鯉のぼりや武者人形に出費させられる)
- 母の日 母をねぎらう (女は理屈抜きで執念深いので忘れると大変なことになる)
- 父の日 父をねぎらう (いまいち、盛り上がらない)
- 七夕 お祭り (問答無用で出費しろ)
- お盆 お祭り (先祖のために出費しろ)
- 土用の丑の日 うなぎを食え (平賀源内作のキャンペーンが今に続く)
- ハロウィン 民間伝承 (渋谷に行けばいいことがある、と若者を錯覚させ、へんなものを買わせるキャンペーン)
- 七五三 子供の祭り (子供の写真と服を買わされる日)
- ボジェレーヌーボー 安ワインを限定とあおる (ワインができたからといってなんの意味もないのに)
- クリスマス 性夜 (本当はキリストの誕生日で家族で祈ってすごす)
- 年越しそば そばを食う (理由不明。食って寝たら太るだけ)
リストしてみたら、こんなにいっぱい日本人は騙されている。