女性セブンのブログを見て驚いた。
話の発端は一部で話題になっているように、最高裁が銀座のママの枕営業を不倫ではなく営業行為だと認めたことに始まります。
その有名な一部をコピペすると、
《クラブのママやホステスが、自分を目当てとして定期的にクラブに通ってくれる優良顧客や、クラブが義務付けている同伴出勤に付き合ってくれる顧客を確保するために、様々な営業活動を行っており、その中には、顧客の明示的又は黙示的な要求に応じるなどして、当該顧客と性交渉をする「枕営業」と呼ばれる営業活動を行う者も少なからずいることは公知の事実である》
国が「公知の事実」というのだから、仕事であって不倫じゃない、そう認定されたんだよ。
これに対し、女性セブンの「ホステスが枕営業判決に違和感 「会話で喜ばせるのが仕事」
ええー? んなことあるわけないじゃん。
そもそもかつて書いたことあるけど、銀座のホステスの半数以上がアルバイト。
お昼は普通の会社の普通のOL。
お昼お茶を汲んでくれても給料のうちだが、夜はそいつの側に座るだけで5万円取られる馬鹿馬鹿しさ。
そのバカバカしい商売が成り立っているのは、オンナとして気を持たせる言動をするから固定客が来るわけで、女子社員との明るい楽しい会話なら会社で十分だわ。
昔の話で恐縮だけど、営業めいた仕事をしていた時に銀座で楽しい会話なんてした覚えはない。
銀座のママが書いた本って時々出るので眺めるが、伝説、誇張、嘘で塗り固められている。
そもそもまともなビジネスマンは会社のカネでしか払えないあんなところにしょっちゅう行かないよ。
逆に、俺はいかにお客とホステスを喜ばせるかに心を砕いていたよ。
こんなことを思い出す。
たしかホワイトデーの前後に銀座のクラブに行った。
そこでマシュマロの話になり、焼いたらおいしいですよね、と俺は言った。
すると店からマシュマロが出てきたのはいいが、爪楊枝に刺してホステスは100円ライターで炙ったのだ。
食べたらわかるが、ライターの臭いのする「焼きマシュマロ」は激マズだ。
それでもにこやかに「いやー、気を使ってもらってすいませんね。おいしいです」って
誰が誰を楽しませているのだろうか。
だから銀座に行くのは嫌いで楽しいと思ったことは一度たりともない。
楽しいのは狐と狸の化かし合いが見えないで「俺がカネ払ったんだから偉い」と思い込める鈍感野郎だけだと思う。
銀座のクラブから枕営業取ったらなにも残りませんがな。
女性セブンの記事に出ているホステスってそんなことは知っていて、嘘で自分のしごとを正当化するしかないんだろうな。
プライドが傷つく。
だからどっかの国の人のように息をするように嘘をつくんだね。
最高裁はよくわかってらっしゃる。