ビジネス書が書く、やるべき習慣はウソ

サラリーマンのふり

日経新聞を読むと、毎日いろんなビジネス書の宣伝が掲載されています。

が、「こんなん読むのは時間の無駄だ」と思うのが、心構えシリーズ。

いわく(表現は変更してあります。)
「早起きしろ」「行動は量」「2週間で達成」「チャンスは一度きり」「トップをめざせ」「目的をもて」「プライオリティをつけろ」「レバレッジを考えろ」「ゴミを拾え」「なんでも自責」

とくにダメな「トイレ掃除」

なぜ私がこういうことを否定するかというと、

「商売に関係ないから」

端的にいうと、肝心なことから逃げているんですよ。

たとえば、お客の話なんかどこにも出てこない。
付加価値をどうつけるかなんて、考えようがない。

掃除を一生懸命していたら、考える時間なんかない。
トイレ掃除のために残業していたら、大笑いですね。

最初の目的に固執していて、モラルハザードに陥る人だらけ(ブラック企業は会社ごと)

こういうビジネスの心構えをやり、会社の業績もあがり、自分も成長できるならいいです。

が、ゴミ拾いやトイレ掃除はビルの掃除の人がやるべきことであり、高い給料をもらっている、もしくはもらおうかという人間がやることじゃない。
おそらく同じくらいの給料だから、こういうことが言えるのでしょう。

工場や整備場が綺麗にしているのは、部品、工具がなくなったらとんでもないことになるし、油ですべったりすると危ないから。切実な理由があるわけで、気分の問題じゃない。

ビジネス書ってタイトルで買う前に、絶対に、著者の略歴を確認したほうがいいです。

大学にしかいない人の語るビジネス論なんて読むだけ無駄。なぜならば、立証されたことがないから。どこかの成功例だって、書いてあることが本当の要素かどうか極めて疑わしい。

今回、カチンときた「強い会社」で始まる本はホテル業という人力集約低利益率産業の人が書いた本。

同業種の人は参考になるかもしれませんが、IT分野は省力高収益産業なので、まったく参考にならないってことです。

30年にわたる私の調査で、企業の「こうやれば成功する」という法則じたい「ない」ということがわかっています。
(やっちゃいけないルールはある)

不安定な世の中で、それがあれば安心できる。
簡単にいえば、企業の成功論とは外見を変えたできの悪い占いと同じです。

日本特有の精神論も同様です。
「これさえやっていれば大丈夫」って不安定な世界に目を向けずにすむ、なんて安心していられる世界でしょうか。

が、そんなイージーな、甘ったれた世界は外を見ればないのです。

社畜へのガイドにすぎません。

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