まずここでもいいので、概要を知りましょう。
いわゆるPDCAみたいなものじゃ、もうカイゼンは追いつかない、ということで出てきたアメリカのコンサルティング会社IDEOがフレームワーク化したイノベーションするための方法論です。個人的な感想ですが、IDEOってやることがかっこいいんだよね。マッキンゼーやボストンみたいなダサい感じがしない。
で、いろんな具体化の方法論がいわれていますが、私が学んだ具体化方法論をメモ。
- プロジェクトの全体の範囲を決める。(スコーピング)
- 360度調査してデータを集める
- データを統合し、洞察する
- なにかアイデアを発見する
- 試しにやってみる
- 評価する
- 実際にやるための計画づくり
一部で言われているのは、デザインシンキングでは「失敗を許容しよう」という考え方が背後に流れています。
日本人は苦手ですね、失敗するの。でも、もう先進国なんですから、失敗して発見をし、後進に伝える努力をしましょう。
スコーピング
ま、なにをするか、ゴールはなにかを決めるっていうプロジェクトのキックオフでは必須のことです。段階的なゴールでもいいようです。
360度研究
対象となる分野をとにかく知ろう、ということです。知っている場合は、知っている人同士でどんどん知識を交換しよう、ということです。
デザインシンキングは人を批判する場ではありません。このフェーズでは事実をたくさん知ることが目的とされているようです。Don’t think, Feel !
統合化
ここで事実を構造化しようとします。事実の因果関係をはっきりさせるということでしょうか。
いろいろな図を描いてみることがよいようです。
アイデアしぼり
ここでブレストなり瞑想なりしてアイデアを絞り出します。ひとりひとりを尊重し、お互いの意見を聞こうということです。
プロトタイピング
ここでアイデアを試してみます。汚くていいからやってみようということです。
プロトタイプなので、「あれがない、これがない」と言わないこと。ロールプレイングしてみるのもいいことです。
評価
アイデアが本当にうまくいきそうか、実行する人々をまじえて相談しましょう。
実施
このあたりのプロトタイプ、評価、実施はサイクルを描くこともありえます。
いくつかの案を試すべきでしょうね。
というのがデザイン・シンキングらしいです。
よく勉強したな。今日は閉店!