日本とアメリカの関係の報告書、ねぇ

「リチャード・アーミテージ元米国務副長官とジョセフ・ナイ ハーバード大学特別功労教授らアメリカの超党派有識者グループが、日米関係関する報告書を発表した。」
という記事で、あれやらこれやら騒いでいるので、原文を読みたくなった。
ようやく見つけてここにある。

で、多くの人はこの報告書が「日本が一流国家であり続けるならば、やらなければならないことがある」ということについての議論を夢中になってやっている。

原文を読んで俺は「この報告書は古いなぁ」と思った。
なぜならば、イントロですでに「アメリカは間違いなく一流国(Tier 1)であり続けるが」と書いてある。
この報告書の前提はアメリカが古き良き時代をいまだに続けられる。つまり、世界の警察、強いドル、が前提なのである。
TPPに世界の貿易の40%が入るとか書いているが、それは中国が入ればだろ。入らないから(笑)

日本は無策国家に成り果てているので、こんな報告書をもらってもなにもできないし、アメリカは人のことをとやかくいう前に膨大な借金なんとかしろよ、それが世界への貢献だろうが、と思う。

10年前のピカピカのアメリカからもらうなら理解できるが、借金は莫大だわ、他国に戦争しかけて自分はテロに怯えるわ、貧富の差がシャレにならないくらい拡大している、と発狂寸前のアメリカに言われたかない。

報告書は要するに「日本は自分で中国と対応しろ。それが一流国家への道だ」ということだ。
でもさ、日本の政治家はアメリカ様の靴を舐めることしか「考えられない」のだから仕方ない。
戦後何十年、アメリカの意向を実現するための日本政府として整備されてきた。
いまさら「自分で歩け」と言われても、日本の政治機構は動けない。。。

そのためには、「自ら考える」「多様な可能性を認める」という日本人がもっともニガテとすることをやれるようにならないといけない。
たった今の日本でも「異論は叩く」「失敗は二度と許さない」という考えは根強い。
どこをどう変えれば、自分の足で歩けるようになるのか?

ってことは、一流国家であることを諦めるしかない、ってことじゃないかな。

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