サラリーマンのふり

ポスト資本主義(2)

以前、同じタイトルでマネージメントだけやる層のオーバーヘッドを指摘した

が、もうひとつ大事なことを中谷 巌氏が本で指摘している。

「資本主義以降の世界」で資本主義は市場を通じた「交換」のみに頼ってきた。それが破綻の原因のひとつだ、と。

そう、以前からとても説明できないものがあった。オープンソースと学問の研究成果である。Linuxに代表されるオープンソースのソフトウェアはリチャード・ストールマンの提唱するGNUの思想のもとに作られている。これは、贈与の文化。

大学で研究されたものは学会で発表され人類の知識となっていく。これも贈与の文化。

これらは、お金を介する交換とは違う位置にある。時々、いきなり交換原理を持ち込むから問題が起きる。

贈与の経済メカニズムは、もっと研究してみたい。

関連記事

  1. 好奇心が原動力

  2. デザイン・シンキングとは

  3. facebook+SmartPhone+English

  4. インターネット企業が伸びるひとつの理由

  5. またマヌケなマーケティング理論が論破される

  6. エンジニア必見のお金の話

  7. 理想のブックリーダーを求めて(2)

  8. やりとげる体力