以前、同じタイトルでマネージメントだけやる層のオーバーヘッドを指摘した。
が、もうひとつ大事なことを中谷 巌氏が本で指摘している。
「資本主義以降の世界」で資本主義は市場を通じた「交換」のみに頼ってきた。それが破綻の原因のひとつだ、と。
そう、以前からとても説明できないものがあった。オープンソースと学問の研究成果である。Linuxに代表されるオープンソースのソフトウェアはリチャード・ストールマンの提唱するGNUの思想のもとに作られている。これは、贈与の文化。
大学で研究されたものは学会で発表され人類の知識となっていく。これも贈与の文化。
これらは、お金を介する交換とは違う位置にある。時々、いきなり交換原理を持ち込むから問題が起きる。
贈与の経済メカニズムは、もっと研究してみたい。