昨年、友人と酒を飲んでいたら自炊(自分で本を電子化する)話になった。
なんと友人はやっており、自炊に必須のデファクトとしての地位を確立しているスキャナー富士通のScansnap1500をしばらく貸してくれるという。
さっそくスキャナーが送られてきたが、本を裁断屋さんに送るのが面倒だなぁ、と悩み、結局、2012年に裁断機を買った。アマゾンで改良型裁断機(BA68A4)ってのが評判がよく、17600円で妥当かな、というところで手を打った。
ご覧のとおり、チョー頑丈で10キログラム以上ある。実はアメリカ製のようだ。
だいたい背表紙から5ミリくらいを切り取る。特に最初の扉あたりはノリがはみ出ていて張り付いていることがあるので、一応、バラバラっと紙をさばいたほうがいい。時々、ハガキや栞もはさまっていることがあるし。
で、写真の上に少し見えているが、数十冊裁断して、スキャンしてみた。
スキャナーのScansnapは、ちゃんと事前に紙をさばいておけば、まずジャムったりトラブらないし、早い。神様が作ったとしか思えない自炊用最強スキャナーである。
おかげ様で本棚がどんどん片付いていくのがうれしい。毎週やってしまいそうである。
さて、これをどこででも見られるようにするには、と昨年の夏に購入して放置していたAndroid Tablet通称Dropad A8を引っ張り出してきた。
この際だからとファームをA8 Wikiを見てアップデートしてみたのだが、ここから半日の旅が始まってしまった。
一応、幸いにしてファームのアップグレードは成功する。
しかし、このファームでAndroidマーケットからPDFビューワーをインストールしようとすると、この機種と一致しない、とかでインストールできない。
どころか、しばらくするとPC用のAndroidマーケットに飛ばされる。
どうも、このファームや以前のファームではAndroid携帯とみなされず、野良犬andoidとみなされるらしい。
べそをかきながらいろいろ調べると以前より解析が進んでいて、このDropad A8はHaipad製で最新のファームはここからダウンロードしたらいいらしい。
ダウンロードし、差し込める適当なMicroSDに展開。Mボタンを押しながらパワーオンすると、アップデートが始まる。数分経って電源がきれたらリブート。
出てくるロゴその他はHaipad製となってしまった。
このファームでようやくAndroidマーケットからインストールができるようになった。
PDFビューワーはオープンソースのAPV PDF Viewrにした。日本語はGoogle日本語入力。あとはなにも入れてないで使ってる。
Android 2.3らしいが、かっこいいし何も問題ないな。
が、自炊したPDFがDropad A8で見えた時は「すごい!」と思った。
豆知識
Dropad用USBでの充電ケーブルが販売されている。
USB→DC(外径2.35mm内径0.7mm)電源供給ケーブル
これ、5Vで充電できるのかと思っていたら、驚くべきことに多くの人ができている。Dropad A8持っている人にはお勧めだと思う。