こういう記事が日経ビジネスオンラインにあった。
記事に出ているのは、j-Paymentとビジョナルという会社がヤフー知恵袋でわざと商品への質問をし、専任のライターがいい返事をし、さりげなくリンクを入れることで、有名にするという方法を売っているということである。
テレビのヤラセはもう見飽きた(チェーンレストランで食べ放題なんていう宣伝番組は放送法違反の疑いすらある)が、ネットもそういう時代だ。
世間一般の我々は口コミとは、その人が自分個人としての価値観から評価しているもの、と捉えているが、勝間和代やこういう会社はその中に商用の発言が混ぜて他人を誘導して、どこが悪い、と捉えている。
(なぜ、勝間和代かというと本を出したころ小飼弾などに頼んで、人気ブログで口コミ風に宣伝してもらったことを「マーケティングの手法である」と断言したことをよく覚えているからである)
インターネットでこういうことを調べて、素人が告発すると営業妨害だとかいわれておわる。
が、日経ビジネスというマスコミの取材であれば、相手はすっとぼけるか逃げる。ヤフーも逃げる。(記事を読めばわかる)
こういうところにマスコミというか、ジャーナリズムって意味あるな、と感じた。「取材」ってひとつの権力なんだよね。