以前、なにかで見たんだよね。インドの弁当配達人がとてつもない規模で仕事してるって。
ガジェット通信で見かけて、謎が溶けた。
弁当なので朝、集荷したら、昼には絶対に届けなければならない、チョー高速宅配便。空き弁当箱も家に届けられるそうです。
記事にまとめられていますが、
- シンプルな組織 働く人を束ねている人は驚くほど少ない
- 平等な報酬 経営者が強欲じゃない
- ルールは緩いが厳格 遅れた弁当をあわてて届けてあげるなんてことはしません
- 就業規則は4つしかない 仕事中に酒飲むなタバコ吸うな、仕事中は白い制帽かぶれ、IDカードつけろ、無断欠勤するな(欠勤はあり)
結果がすごい!
- 世界の企業の夢、シックスシグマ (エラー率 0.00034%以下)を余裕で達成
- ISO9001取得 (2000年)
- 配達には自動車・バイクを一切使わず徒歩や自転車、電車しか使わないので環境に超優しい
- コンピューターを一切使用しないのでダウンタイムがない
- 苦情ゼロ=顧客満足度100%
- まったく宣伝しないのに年間5%?10%で成長
- 超低離職率。勤続30年もザラ
- 1890年のサービスイン以来、リストラの記録なし
- 1890年のサービスイン以来、刑事罰・民事訴訟の記録なし
確かにルールに例外がない、などお客さんも大人であるところが要求されています。日本の過剰サービスってよくよく考えたら、ダダをこねるガキな客へのサービスをよしとしているところもありますからね。
日本人が職場で常識だと思っていることが、いかに思い込みかがよくわかりますね。「インドと日本は違う」というよく考えもしない短絡的な言い回しを使う前に、別の回答がここにあることをよく学びたいもんです。