ロケットニュースに以下の記事が出ていた。東洋人のおじさんが、ちょいと加筆してみたいと思う。
【オヤジからの18のアドバイス】
1. 30歳、40歳、50歳と歳を重ねて行くときに、歳をとったと感じないだろう。
大人とは、歳をとった子どものことだ。年齢を重ねても、自分が歳をとったと感じることはない。ほとんどの場合、自分が今感じる以上のことを感じることはないだろう。ほんの少し若いときより賢く、自信を持っているだけだ。
今までの人生で、この世界に自分の場所を作り、何が大切かを学んできたはずだ。成長することを恐れるな。むしろ楽しめ、歳をとるのは、とても素晴らしいことだ。
日本人男性の大多数は、心のなかの年齢は35歳前後で止まる。ただ、老眼、ハゲ、歯槽膿漏、EDで年齢を感じさせられる。大人と称する人間がたいしたことをやっていないことに、どれだけ早く気付けるかで人生の中で大人として過ごす時間の長さが決まる。
2. 悪いことはお前と友人に起こり得る
人生において、予想外のトラブルは起こり得るだろう。例えば職を失ったり、交通事故にあったり、場合によっては死の危険さえ訪れる。これら不幸の前に、我々は柔軟な反応を示すべきだ。苦しさのあまりに汚らしい言葉を叫ぶよりも、賢く規律正しい行動をとるべきだ。
怒りは問題をより悪い方向に導く。そして最悪と感じる不幸は、そうめったには起こらないということを覚えておけ。不幸は、自分をより強する機会でもある。
まず、それが「いいこと」なのか「悪いこと」なのかよく考えるべきだ。多くの人は他人の価値観で利益か不利益かを決めている。さらに悪いことに、その評価にしたがって、自動的に感情の嵐がついてくると知るべきである。この心の自動的に進むプロセスに気づかない限り、いつまでたっても大人にはならない。
3. 誰にでも大きな変化を起こすことができる
例えば、1人の笑顔は世界を変えることができる。すべての世界を変えられなくても、その人の世界を変えることはできるだろう。大きくなくてもいい、お前の手の届く世界を変えるように努めろ、今すぐ。
世界を認識しているものは自分一人だと知れ。その世界は自分が死ねば消える。究極的な認識には、客観は存在し得ない。
4. 第一印象で、その人のすべては決まらない
すべての人や物は、一目で見るといつも同じように見えるかも知れない。だが、10?20回、50回と関係を重ねるうちに、本質が伺えるようになり、ようやく彼らを理解する道のりが始まる。
むしろ、その人やモノも日々、変化していく。多くの人は自分が変化しているのに、他は変化したいと思い込みたいらしい。
5. 1つのものに専念するとき、得られる結果が大きくなる
いろいろなものに手を出しているときは、大した影響も効果も得ることはない何かに絞って専念するとき、そのものの奥深さが見えてくるはずだ。結果が見え始めるのには時間がかかるが、常にその物事に集中するようにしろ。
これができるようになった人間を大人という。他人の尺度でいろんなものによさを感じる人はいつまでたっても、子供である。
6. 自分を愛し、自分のことを優先しろ
自分が自分であるように努力をしろ。自らの心身を育てろ。自分について、死ぬまでの毎日を学べ。
自分が自分であるには、自分を見つめるしか方法はない。だからこそ、毎日が学びとなる。
7. 時々、重大な選択を迫られることがある
選択を前にして、不確かな結果を恐れて、お前は自分にこう尋ねる。「挑戦するべきか、それとも止めておいた方が良いのか。何を失うことになり、何を得ることができるだろうか」と。
答えはこうだ。2度3度と失敗を繰り返して、自分の思う正解に近付く訓練をていたのなら、悩むのに費やす時間は少なくて済む。初めての挑戦で正解を 得られる人はほとんどいない。事実として、常に正しいと思うことを実践するわずかな人たちは、以前から小さな挑戦を何度となく繰り返し続けているのだ。
多くの人が泉の前で考え込んで立ち去る。毒じゃないならばひとなめしてみてもいいのではないだろうか?
8. 何かを得るためには、与えなければならない
他の人びとを支え、貢献することは人生の最大の報酬の1つだ。お前の行うすべてが、遠回りして自らに返ってくる。
これは別に「等価交換の法則」ではない。なにかを与えることで、自分が何者であるかを証明することができる。だから、その道が開けるのが早くなる。
9. 戦う価値のあるものは多くはない
どんな形であれ、回避できるのなら、絶対にいさかいを起こしたり争ったりしてはいけない。
お前の配偶者、家族、隣人との議論からは距離をおけ。怒りが湧き起こっていると感じるとき、低俗な言葉を叫びそうになったとき、口を閉じてその場を離れるのだ。
自分自身を落ち着かせろ。お前の意見が正しくなければいけないという必要も、議論に勝つ必要もない。それは大した問題ではない。
もし、弱肉強食とか競争社会という言葉を信じているのであるのならば、はっきりいって勉強が足りない。生物系、自然の循環をよく学ぶことである。すべては必要なだけの調和のもとになりたっている。調和に気づくには、ひとつ高いレベルから見ることを覚えることだ。
10. 誰にでも感銘を与えようとしてはいけない
意図的に感銘を与えようという行為は、エゴを押し付けているに過ぎない。その代わりに、人と本音で付き合うことだ。気心の知れた人たちと、より深いレベルで付き合うように努めろ。
自尊心は大事だけれど、功名心はいらない。それは人によっては難しいことだ。100枚の名刺よりも、本音を聞いて、話してくれる友達が何人いるかのほうが、実りある人生になるのは確かだけど。
11. 何事も楽しめ
世間的に、楽しみは過小評価されている。人生の重さの前で、楽しみは軽々しく見えるだろう。だが、そうであってはいけない。楽しみは不可欠なものだ。楽しみを持つ時間を率先して作れ。
お金に負けてはならない、仕事=ビジネス=金儲けであり、それを理由に生きる意味を見失うことは悲しいことだ。そして、どんな境遇でも、たとえアウシュビッツで明日ガス室送りになる恐怖に何年も向き合わされた人すら、自分の体験を見つめることに喜びを見出したのである。
12. シンプルを保て
世界は、「シンプル」という素晴らしいものを隠し持っている。自分の人生をシンプルに保てるように、お前が大切にしたい信条を5つ選んで、それに集中しろ。それ以外のものは放っておいて良い。多忙を捨てて、本当に重要な追求し楽しむことだ。
武術の奥義は「基本」にある。なぜならば、基本こそがすべてに対応できるものだから。自分の人生の基本はなんだろう?気づいた時に、人生に喜びを見いだせるだろう。
13. 些細な物事は、お前と共にある
日常を取り囲んでいる些細な物事に、十分に目を向けろ。親になったら、子どもが眠るのを見ることを好み、家族と一緒に食事の準備をする。そして、古くからの友人と、笑いを共有すると良い。身の周りに溢れる小さな物事を大切にしろ。これらは人生がもたらす、本当の産物だ。
大きなモノゴトは、些細なことの積み重ねだからね。子供を育てたらわかるよ。
14. わずかな助言は最高のアドバイス
人は多くのアドバイスを必要としない。大切なのは、生きて経験を重ねることだ。私が若かった頃、とても難しい関係から結婚に発展した2人の男女に出会った。彼らのひらめきは、困難を越え、彼らの生涯に情熱と幸福の火を灯したのだ。
人の体験談は、それぞれユニークなものだ。経験は独自のものであり、それ自体がアドバイスとなる。人々が求めているものは、実はすべてその人のなかにある。
人は皆、自ら考えて、生きていく時間を必要としており、結局誰も役立つ指示を出してくれない旅路を、自ら探索しているだけだ。過剰なアドバイスは必要ない。
なにごとも聞いてみればいい。自分に取って関係ないものは、心から抜け落ちるから。人が自分の肉体に閉じ込められているのは、自分の中を見つめるためではないだろうか。
15. 時間を管理しろ
環境と状況は常に変わり続けている。「重要なこと」と「緊急のこと」を混同しないように注意しろ。
時間が足りない人は時間を逆算できない人だろう。
16. 金を管理しろ
不要なものを買うな。自らが稼ぐ以上に浪費するな。お金に管理されるな。
金に振り回されるな。金は使う以上に稼げば増える。夢々、どちらも固定していると考えてはならない。
17. 学校で何を学ぶかが重要
授業の内容を理解できないときでも、心の思考プロセスは拡大し続けている。この積み重ねによって時間と共に、問題解決技術を習得しているのだ。
このことを授業では教えてはくれない。そして、授業そのものも重要ではない。何を学ぶかが重要なのだ。
子供のころに学校に行くのは、脳の処理能力を高めるため。集団行動を学ぶため。
大人になって学校に行くのは、周囲に人がいると独学よりも習得が早いから。
18. 行動を起こさない限り、夢は夢のまま
何かを夢見るのはもう止めろ。やりたいことはすぐ始めるんだ。
今から40年後に、達成しないと後悔することは何か。感謝をしないと後悔することは何か。挑戦したいと思うことは。やりたいことをやれ、そして感謝しろ。さらに挑戦するんだ。今すぐに!
夢、欲しい、は今もっていないことを積極的に肯定している。与えることも然り、試すことも然り、感謝することでモノゴトに集中することも然り、ぼーっとしていたら、そのうち忘れてしまい、妄想で終わる。だから行動する。
参照元:Marc and Angel Hack Life(英文)