テクノロジー遊び

USBブートLinux

1CD Linuxというジャンルがある。小さく、軽くて早く、パソコンを汚さないLinux。Windowsと違って異なるメディアからのブートがあるのとないのとでは運用の安心感がまったく違う。(前述したようにWindowsの緊急ブートディスクは稼働しているCドライブが生きてることが前提だといっても過言じゃない)
昔から有名なものはKNOPPIX。とはいえ最近のKNOPPIXはDVD版も出るくらいで、だいぶ太ってきた。その対抗のように出て来たのが、Puppy Linux(パピーって読むらしい)日本語版も作ってくれている
いや、確かに動きが早い。KNOPPIXがドイツ人作で、Puppyがオーストラリア人作、ってのもなかなか味のある違いです。

さて、こういうLinuxはほとんどisoイメージで提供され、「CDに焼け」という。USBに移動したらCDいらねーじゃん、そんなことしなくてもいいハズだよな。と、Puppy LinuxをWindowsからいきなりUSBメモリーに作った。手順は以下のとおり。

  1. USBメモリーをフォーマットする。私はFAT32でやった。
  2. 次に、SYSLINUXでブートを作ります。syslinux -ma e:    #eドライブの時!
  3. Puppy Linuxのisoイメージを解凍ソフトで解凍します。私はlhaca+でやりました。
    Linuxではループマウントすればオッケ mount -o loop xxx.iso /mnt/cdrom
  4. 中にあるファイルをisolinux.bin以外は全部、USBメモリーにコピーします。(約120MB)
  5. USBメモリー内にコピーされたisolinux.cfgをsyslinux.cfgにリネームします。
  6. リネームしたsyslinux.cfg内でpmedia=cdとなっているところをpmedia=usbflashに書き換えます。(綴りを間違えないでね。)

さぁ、ブートしましょう。この技でいろいろ1CD Linuxをブートできますよ。遊びましょう!
ただねー、BIOSによっちゃうまく立ち上がらないものもある。うちでも自作PC,IBM Thinkpadはオッケーだけど、hpノートはダメ。Puppyはドキュメントが適当だからソース見なくっちゃ。。。

関連記事

  1. DIYでやる金メッキ

  2. Puppy Linux 4.20

  3. linuxのlsコマンドの色を変える

  4. codecのメガ盛り

  5. wsl2でubuntuデスクトップ(GUI)を動かす

  6. Windowsシステムリストア

  7. mac mini(Late2014)にUbuntu Serverをイン…

  8. ISOLINUX