いつものように誰も見てないだろうから、書く。
この間、IPAが警告してた。そのとおりだと思う。
なにかやりたいことがあって、システムを作る。ビジネスではそれが利益をもたらすか、コストを下げるものじゃなければならない。(現場がラクするシステムではイケナイのだ。)
ならば下がるコスト以下、稼げる利益以下でシステムができればいいのだ。
その実現方法は結果を保証してくれれば、どんな方法でもいい。
ここで客の末端は「でもさ、価格の妥当性ってほしいよね。原価いくらなのさ?」、
売る側の末端は「でもさ、それで稼げますなんて保証できないから、がんばった分だけください、にしとこ」とスケベ心が一致する。
だから、FP法なるアヤシゲな方法で見積もって価格を作る。これってIPAがいってるように、バカほど得する仕組みだからね。
ERP会社にいた俺は、ものすごい違和感がある。どのERPソフトも開発用ミドルウェアの上に成り立っている。素のC++で書きました、なんていうローテクERPは見たことがない。(国産は知らん)圧倒的な生産性の高さの上にアプリケーションという「サンプルコード」がのっかっている。そのミドルウェアを「いくらかけて作ったか」なんて客に教えるわけがない。結果がでます、効果があります、で売っているのだ。
(なのに、予想通り客の現場でERPが使いにくいだの文句いうヤツが増えてきた。いいんだよ。おまえの生産性が下がっても、会社の経営層から見れば余りある利益が見込めるからERPを入れてるんだよ。)
最近、株価を見てると200円台をウロウロしてるSI会社、潰れかけているSI会社などがゾロソロある。あいかわらず工数換算で責任を負おうとしないなら潰れるしかないんじゃないだろうか。まぁ、もともとこの業界は人や会社が増えすぎたんで淘汰されるべきではありますけどね。
そうこうしてると、またトヨタ方式でソフトを作れ、とか叫ぶヤツが出てくる。あーあ、「トヨタ方式」ね。トヨタ以外で成功しない方式だよね。リーン方式とかは世界中で成功してるけど「トヨタ方式」はダメだよね。そこにはフカーイ理由があるけど大トヨタ様に逆らうほどの度胸はないので、「学ぶほうが不思議なことに、み?んなバカなんですよ」といっておこう。WWW
ソフトウェアにトヨタ方式を持ち込めるって思ってる人の考えている程度のコードなら自動生成するべき。日本の三流プログラマーを見て、プログラミングって仕事を決め付けるトヨタ万能主義に腹が立つ。