昔話と未来像

雑感(日記)

金曜日の筋トレでベンチプレス、フライ、デッドリフト、ラットプルダウン、シュラッグ、ゴムひも、ワンハンドローイング、スタンディングカーフレイズをやって、かなり追い込まれた高尾です。

ところで「半ドン」って言葉をご存知でしょうか?

一般的には、土曜日の午前中働いていた、ことを言うと思います。
1980年ごろから週休二日制が流行り、官公庁が1992年に週休二日になったため流れが決定的になったようですよ。

私の父親の世代は55歳定年が普通だったんです。
それがいつ60歳に引き上げられたかというと、1994年の高年齢者等の雇用の安定等に関する法律で60歳が義務付けられたからのようです。
そんな時代感覚なんです。

さらに同じことが起きて、55歳定年が65歳定年に2012年に引き上げられた、ということです。

55歳定年の制度のころの父は、日本化薬の工場に努めていました。
子供のころに父はとても不思議なものを会社から持ち帰っていました。
新聞紙に包んだ二個の生卵。
これは何十年も続いていたと記憶しています。

退職した父になにかのおりに聞いたんですよ。すると、
「戦後すぐに食糧不足のころに、会社が従業員のためになにかできないか、ということで栄養のある食品で日持ちがするものということで、卵の支給が決まったんだよ。」
と言っていました。

今の世の中で、そのように従業員を思いやる経営者がいる会社がいますかね?
コロナが流行っているからマスクを配ります、みたいなことじゃないですか。

別に日本化薬が特別に社員に親切だったわけではないと思います。
だって、父は定年になる前に取引先に転職したからね。

世の中はそんな子供の思いは別として、週休二日制も最初に取り入れた最初の企業は、松下幸之助が元気だったころの松下電器らしいです。

昭和時代は創業者が経営者として活躍していた時代で、従業員と共に進むという考え方だったと思います。
年功序列をやるのであれば、会社と従業員の強い絆がなければ無理だと思います。

今の日本のようにサラリーマンが出世争いをして勝ち上がったら経営者という会社の運営だと、当然、ライバルだった先輩、同期、後輩を切り捨てることは屁でもない、なんの心の痛みも感じないでしょう。
彼らからすれば「俺は勝ち抜いた」んだもん。で、会社の存続なんて、これっぽっちも思い浮かばないんだろうね
従業員の生活なんて考えてないよね。

しかもその無慈悲なオペレーションで事業が発展すればいいけど、必ずしもそうではない。

具体的な例をあげます。
今、テレビの広告でやたら元気なのは、ミツカンとアイリスオーヤマじゃないですか?
アイリスオーヤマの家電の設計者って元サンヨーですよね。
無能なパナソニックに「おまえは使えない」と言われて、アイリスオーヤマに転職して製品を作っているのです。
で、イチイチ深くうなずく機能性の製品。
いかにパナソニックのマネージャが無能だったか、ということですね。
このままいけば、パナソニック危ないわ。

このことだけでも、「大企業の判断はいつも正しい」という錯覚から目を覚ましてください。
会社の決断なんて、けっこう間違ってるんですよ。

といえども、これは本題ではございません。
こんなマクロの話であっても、私は自分に関連したミクロ経済を書かずに記事をやめるわけがない。
私はマクロを語れど、絶対に自分の幸せにつながるミクロ経済しか興味はございません。

他人との共感に欠ける経営者が経営する今の企業は、従業員と信頼関係はないと思います。
明治から昭和にかけて、労働者達が団結して必死に確立した労働三法も、従業員の労組の長は出世コースとなり、すっかり丸め込まれています。
現実、労組に加入する若者は激減しています。
彼らはゲバ棒もって、暴れないけど、わかっているのですよ。

ちょっと前に45歳役職定年という制度が世の中に広まりましたよね。
私は結構ショックを受けました。
だって、45歳というとお子さんが17歳くらいでこれから大学進学でお金がいる世代です。
そんなことはガン無視で、企業は一律に「45歳になった人は使えない」というのです。
上に書いたようにサラリーマン経営者達こその無慈悲さが現実となった瞬間でした。

会社って経営者達と従業員は同床異夢なんですよ!

さて、このサイトはそういう企業に呆れて見切りをつけた人に道を示すサイトです。

しばしば「独立しろ」という本には、今、サラリーマンしている職場のお客さんから仕事をもらうようなことを描いているものがありますが、絶対に考えるべきではありません。
なぜならば、今の会社、取引先の人が黙っちゃいません。

独立して会社作るって、普通のサラリーマンからしたら嫉妬の対象です。
あなたに「がんばってね」と笑いかけていても、心の底では「死ねよ、クズ。倒産しろ」と願っています。
あなたが倒産するためには、手間は惜しみません。

お客さんも不安です。法人で責任もってくれている仕事を、限りなく個人にまかせるなんて・
俺だったら一年でやめるわ。怖すぎる。だから、独立するなんて言っちゃいけません。

そんなことを言っていい会社はリクルートかアクセンチュアくらいです。
彼らは独立すること前提で働いていますからいいですねー。
友人も有能な人は助けてくれるようです。(涎)

それだけ独立するって大企業出身者には難しいのです。
大企業は分業が進んでいるため、なにかするための誰かスタッフが必ずいるんです。

それは今、私がいるSAPも同じです。
本社があるドイツのウォルドルフに行けばビルが100本(冗談じゃなく)以上、建っています。
なにかについて必ず専門家がいます。

そういう大企業に新卒で入社し、なんでもある環境の人がいきなり起業することは、同じ業種では難しいのです。
なんにもなく、すべて自分でやらなきゃ進まないのが、独立しているということ。

そこで改めて

起業するために人を雇う必要はない

という事実に気づいてください。

今の時代、会社でしばしば派遣 をお願いして仕事をしていますよね。

それを起業した会社でやって、なにが悪いのでしょうか?

さらにアウトソーシングしてくれる会社はいくらでもあります。
もう、営業以外ありとあらゆるアウトソーサーがいます。
Lansersでオーディションも可能です。社員雇うより安いのは当然で、カネの関係なので、しっかりやってくれます。

戦後からの過去を振り返り、今、起業家が従業員を雇うということについて、私は激しい疑問を私はもっています。
社会的責務なんてベンチャーが定常状態になってから考えるべきことです。

もし「こいつは有能でコアになる」と思うならば、経営陣に加えるべきですよね。
従業員では彼に報いることも難しいですよ?

会社を設計する時に、従業員を極力使わない、というのは今後の起業の鉄則か、と思います。

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