ビッグデータの先

俺がITで学んだこと

仕事上、日本企業より先に海外IT企業の動向を知ることができます。

普段は具体的な話になるので書けないのですが、今回は公表されている情報を少し深掘りすることで、ビッグデータの先をお知らせしたいと思います。

2019年現在、日本のIT業界はAIとビッグデータと叫んでいます。今後、数年続くでしょうけれど、海外はその先の準備が始まっています。

2018年夏、SAPは80億ドル(ざっくり一兆円)でアメリカのQualtricsという企業を買収しました。日本のニュースでは「オンライン調査の会社」と紹介されています。
ここまで値段が跳ね上がったのは実はQualtricsがNASDACに上場する3日前にSAPが買収したからだという話もあります。

にもかかわらずスムーズに進んだ理由は経営陣同士の円満な買収だからです。
なぜSAPとQualtricsの経営陣は買収(合併)に意味を見出したのでしょうか?

それは一年後に発表された、この絵が説明しています。


従来の企業がもつデータはオペレーショナルデータ(Oデータ)です。
SAPはこの分野ではメジャープレイヤーです。

Oデータは「現在、こうだ」という事実を示しますが「なぜそうなのか」は教えてくれません。既存のデータをどういじっても現在の延長しか教えてくれないのです。

Qualtricsはエクスペリエンスデータ(Xデータ)を提供します。
「アンケートとるなんて昔からやっている」と何事にもネガティブな日本のサラリーマンは言うでしょう。

Qualtricsがよく提示する、これを見てみましょう。

80%のCEOが自社はすばらしいサービスを提供しているつもりなのに、8%のお客しかそう思っていないということです。

エクスペリエンスデータの取得は「なぜ、そうなのか?」を教えてくれます。
両方を扱えるならば、顧客がなにを欲しているか、を知ることが期待できます。
それは新しいソリューションを作ることも可能でしょう。

今の日本はオペレーショナルデータのみでなんとかなると考えていないでしょうか?

しかし海外ではすでに次のアイデアが準備されているのです。

“x+o”というキーワードに注意していてください。

エクスペリエンスデータとはなにか?なんて議論はすでに終わっており、Customer, Employee, Bland, Productです。

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