(日本の)ITベンダーに学ぶものはない

By ttakao, 2017年5月12日

あなたの会社がなにかで事業をしていて、IT化したいとします。

そういう時に「ITのことだから、どこかに相談しよう」と考えているのであれば、

間違い。

わかりやすくするために、あなたの会社にもきっと競合がいると思います。

そこに「ウチの会社をどう改善すればいいですか?」と聞きに行くバカがいるでしょうか?

ところが、ことITについては、そういう人がいるのが不思議で仕方がないのです。

もう「コンピューターはわからない」って時代じゃないでしょう。
年齢によっては生まれた時にはすでにパソコンがあったのですから。

しばしばIT部門の偉いさんが鼻をほじりながら「当社に最適の提案をしてほしい」とか恥ずかしいことを言ってるが、それはあなたが必死で考えるべき仕事であって、外部に求めるものじゃないよ。

はっきり言って

そういうCIOはロクな仕事をしない。

ちょっと前までならば、それはあり得ました。

「オープン系」という時代があり、どのハードとどのソフトを組み合わせたら動くのか、動かないのか、バグっているのか、仕様なのか、はっきりしなかったし、まだ手付かずのシステム化すべき分野がたくさんあったから。

しかし、群雄割拠は淘汰され、今、メジャーなIT技術を提供している企業は以下くらいではないだろうか。

  • マイクロソフト
  • オラクル
  • REDHAT
  • CISCO
  • SAP
  • Lenovo
  • DELL
  • (EMC) VMWwareもってるから

もちろん、日本独自で技術を提供しているメーカー系

  • 富士通
  • NEC
  • 日立製作所

も忘れてはいけませんね。

IT企業という言い方をすると、

  • 楽天
  • サイバーエージェント
  • デジタルガレージ
  • LINE
  • DeNA
  • メルカリ
  • 食べログ

などを挙げる人もいるでしょうけど、これらの企業はIT技術を利用して商売をしているだけで、他人に技術を提供しているわけじゃないです。(除くナイスなAPI)

IT業界から見れば大事なお客様です。

とはいえ、他のIT企業、例えばNTTデータとかはなにをしているかというと、大きなプロジェクトの管理。

技術はもっていません。

そういえば2000年代に作った会社の同僚役員連中が「技術なんかどうでもいい。プロジェクトマネージこそが食える道」とほざいていましたっけ。
2000年から2017年まで、確かにオンプレミスでバグだらけのシステムを人月計算ででっちあげた時代にはプロジェクトマネージは大事でしたが、クラウドになって圧倒的多数のシステムがちょっとしたカスタマイズで済む時代になりましたが、テクノロジーを知らないで生きていけるんですかね。

そして製品を作る技術と、それをお客用にカスタマイズする技術は難易度がまったく違う。騙されてはいけません。
海外の技術を翻訳して使う以外になにかありますか?

以前、NTTコミュニケーションズに勤めていた時にイベントで講演をしばしば頼まれました。
そのため他の人が過去、どういう講演をしたのかを調べたことがあるのですよ。

驚いたのは、日本企業の人が話していることは調査会社ガートナーやITMedia、外資系のマイクロソフトなどの偉いさんがいっていることを引き写しただけでした。
どうりでいつもどっかで聞いたことある話しなわけです。

事業部長、部長などといっても一皮むけば単なるサラリーマンであって見識なんぞあるわけがない。
近未来の予想ですら外れて恥をかくことが嫌なのだろう、内容に付加価値は皆無でした。

ひどい言い方かもしれないが、カンファレンス、シンポジウムなどで聞く価値があるものは外資系、調査会社の話しであり、日本企業の話しは聞く価値はなく、よい昼寝の空間だということかも知れませんね。

日本のITベンダーはクラウドという言葉を聞けば、自社内にデータセンターを作って他から買ってきた製品を並べ、お客に「これがクラウド、プライベートクラウドです」とかいう嘘をついて囲い込みの道具化して売りつけるだけ。

最近の大きな技術トレンドは、素人が聞いて理解しているとおりです。

一方で、その素人は

エクセルを操り、量が多ければアクセスやMYSQLをいじり、
ちょっとしたことはPHPやJavascriptで書き、IPhone, IPad, Androidを使いこなす。
AmazonのAWSをつかっている人も少なくない。
その人はウェブデザイナーと呼ばれていたりする。

ECサイトが欲しければレンタルサーバー借りてなんとかする。

ベンダーの営業が「打ち合わせ」という個別勉強会を開く不勉強なIT部門より、ビジネスをしている部門の素人のほうがよっぽど世の中を知っているのです。

こういう現在の環境で、どこに相談するというのだろうか?

「ITにかかわっている人がITの技術を理解している」という時代は終焉を迎えている。
事業に使う道具を他人任せにする時代はとうに終わった。

自社内でニュースや市販本で研究し、細かい点を知りたいのであれば、メーカーやサービスプロバイダーを呼んで聞くべきです。

マイクロソフトだってオラクルだって呼べば営業は来ます。

だからクラウドサービスをスマホ、タブレット、場合によってPCから利用するシステムには日本のITベンダーなんて用事がないです。

最後に作る手伝いの手足としてなら、ITベンダー経由で派遣使うより、直接パソナやリクルートに直接電話すればいいじゃないですか。

あなたの会社でも派遣さんを研修に出さないように、IT系ベンダーさんも雇った派遣さんは研修に出しません。
だから、直接お願いしたほうがコストパフォーマンスはいいのです。
あえてITベンダー経由にする必要性があるとすれば、あなたが責任をベンダーに押し付けることを望む場合です。
それで納得する程度のボンクラ上司ならいい方法かもしれません。

仕事の内容は、数年後にはクラウドサービスのカスタマイズしか残らないのですから。

「ITのことはわからない」時代は終わり、素人のほうが「IT知ってる」時代です。

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