買収された会社の末路は日本だろうが外資だろうが一緒

最近、買収されたシャープが酷い扱いを受けている、という記事を目にします。

たとえばこれ

本当にアホやなぁ、と思います。

会社はボランティアじゃないです。
社員のモチベーション?経営陣から社員までいずれ買収されたほうは叩きだされます。

この間はどうなるか書いたので、今日はその合理的理由を書きます。

それでも、すぐに叩きだされず、執行猶予期間ができたことだけでも喜ぶべきではないのでしょうか?

鴻海に対して批判的な観点をマスコミは並べていますが、

なぜそれをサンヨーを買収したパナソニックには向けなかったのですか?

明らかにダブルスタンダードであり、子供みたいな観点です。

そして企業のM&Aは相手が日本企業だろうが外資系だろうが同じことしか起きません。

私は何社も買収の現場を見てきましたから。

三菱自動車を日産が買いましたが、間違いなく三菱自動車はなくなります。

ゴーンが欲しかったのは海外でのブランドだと思います。
それも賞味期限が切れればなくすでしょう。(そこは慎重な判断が要りますが)

買収された会社の人間を放り出す理由は、すべてのプロセス、もしくはどこか悪い習慣がついているからなんです。

考えてもみてください。

問題を起こしてきた,業績があがらない方法でやってきてそれが身に染み付いている、ということはマイナスです。
まったくの素人はゼロです。だから多くの企業は新入社員を好むのです。

どちらから始めたほうが成果が早くでるでしょうか?

M&Aをして業績が悪かった会社の社員をクビにする合理的な理由は実はここにあるんです。
悪いやり方が身についているからダメなのに、新しいことをしようとすると「以前はこうだった」と抵抗する人はよくいますよね。

三菱自動車社内なんてそんなもんだから何十年たっても改善しないのでしょ。
タイヤが飛んだのを整備不良のせいにした会社がいまさらCMで誠実なふりしても消費者はもう騙されない(と思いたいが、街中で三菱自動車の車を見てぞっとすることも多々ある)

だから、悪いやり方が身についている人はさっさとクビにして関係ない人をいれたほうが、マージ後の効果が早く出るのです。もっと早いのは買い取った会社の人間を入れること。

再教育なんてしても自分の立場がわかってないから、また抵抗するし年寄りでしょ。
どこの会社でも偉い人ほど、その会社のスペシャリストでメタ知識は乏しいですから。
それをふりかざして「ここではできない」とか言われても困るんですね。

自分じゃ気づいていないけど、ダメな習慣が身についている。
そんなダメ会社の奴のモチベーションなんてどうでもいいんです。
買収された会社の社員のモチベーションなんて企業が生き延びることとお客さんをつなぎとめることの前には二の次三の次です。

そして買収した会社のサラリーマンからすれば、ポスト倍増、出世のチャンス到来です。
買収された会社のマネージャを飛ばしてしまえばOK !
そのほうが業績も早くあがる!

これがM&Aして買い取った会社の人を片っ端から斬る企業の本音だと思います。
(読解力がない人がいて、上がすべて私が考えたことで「性格悪い」などとわざわざ言ってくる人がいます。これらは私の思いつきじゃないです。かつて私や知り合いが言われたことです。)

その証拠にM&Aして(子会社化ではない、本当にマージ)して買収された会社の従業員の大半が残りのびのび働いています、なんて聞いたことありますか?私はないです。

なまじっか大企業の社員だとリストラされた後、現場の仕事をできないため汎用のスキルをもっていません。当然、再就職口はなく、ブラック企業勤務か、プライドのためにアテのない借金生活して自己破産後、生活保護、家庭崩壊が普通。

シャープの場合、日本電産の永守さんが「課長以上な採用する」とかアイリスオーヤマが声かけてくれてるんだから、さっさと転職すればいいんですよ。
(もっとも、シャープ最大の裏切り者が居座っているけどね。あんまり偉くないと関係ないから。)

このはなし、自説じゃないです。

何十年も前の学生時代、水商売のお店をバイト先の社長が買収したら、従業員全員クビにしていた理由がこのはなしだったのです。

コメント

  1. M&Aされた会社勤務 より:

    水商売の個人オーナー会社の場合はどうか知りませんが、従業員全員無条件でクビにしたいのでなく、従わない社員は要らないだけの話。従来のやり方に慣れていた社員は違和感やを感じて、最初はやりにくくなります。しかし、会社がかわれば社員も慣れることが必要。慣れることができない人は自ら辞めて納得できる職を探せば良い。モチベーションが下がった社員はお互いのためにならないというのは、買収した方でもされた方でも同じ。有能でモチベーションある方を優遇するだけの話(モチベーションある人が損しますからね)。部下が有能なのに上司が無能というのが、私が見てきたなかでは一番残念な会社だと思う。親会社の社員だからといって有能でない者に高い給与を払いつづけるほどグローバル企業は甘くない。むしろ、元々そういう風土下にあった大企業がつぎつぎに駄目になっていってます。

    • ttakao より:

      水商売は知った始まりだと書いているだけなのに、読解力もない人の意見はおもしろいから、さらしておきます。
      あなたはリストラされた側にいたことありますか?
      あなたのいう「有能」なんて関係ないです。「有能」ってポテンシャルの話で、成果とは関係ないです。
      いかにいい加減な人事評価の会社にいるのかわかります。
      仮に「有能」であっても買収された会社の社員はクビです。
      へんに「ヤル気」見せられたら余計にうざく、クビです。
      そんな例はいくらでもあるのに、見えないあなたは「なんとか生き残りたいという願望が先にある」からです。

      グローバル企業からすると、日本法人は掃き溜めだということも知らないのでしょ?
      そんな甘いもんじゃないですよ。

      買収された人の履歴は人事にいつまでも残り、じんわり追い出されます。
      あなたが知らないだけ。