雑感(日記)

柔道とスポーツ

ここ何年も、隠されていたものが表沙汰になっていくことが続く。

一昔前に「権力者によるもみ消し」というのが、いよいよ通じなくなっているな、と感じる。

今週は柔道界が揺れた。

内柴正人が準強姦罪で、執行猶予なしの懲役5年の一審の判決が出た。内柴はさっそく上告したが、事実認定が覆ることはないと思われる。そのため、全柔連会長がようやく除名の処分とすると発表している。
そもそも合意の上とかなんとか以前に、教え子と乱交している時点でアウトではないか。遅すぎる。

もうひとつは、JOCにオリンピック級の女子柔道選手をふくむ人達から、園田隆二のパワハラが明るみに出て強化監督を辞任に追い込まれた。これも2月1日時点では全柔連は続投させようとしていたのである。

個人的にもっとも「え!」というのはこのウェブサイト。IJF(International Judo Foundation)?この中で

It has nothing to do with the spirit and philosophy of judo taught by the founding master of our sport, Master Jigoro Kano,” said the President of the International Judo Federation, Mr. Marius Vizer.

「我らのスポーツの祖、嘉納治五郎の柔道の精神にも哲学にもない」と会長にこきおろされている。

ロンドンオリンピックで柔道場に礼をしない他国の選手に「柔道の礼儀を知らない」とこきおろしていた諸君、もっとも柔道をダメにしていたのは日本だということではないだろうか。

日本人に生まれたから、生まれながらに礼法や道を知っているなどと自惚れず、自らを省み、恥を知ることが日本人だと思う。
柔道界の権威は落ちたのは間違いない。再出発なのだろう。

同様に、桜ノ宮高校の少年の自殺から始まっている、体罰という名の暴力の問題は日本中に広がっている。
体罰がなぜエスカレートするかは、このスタンフォード監獄実験を見てもらえばわかる。

今、体罰をかつて受け、実施している人達は「洗脳されている」のである。大阪市の橋下市長は明言はしないが、それがわかっているから、対策をしているのだと思う。

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