Winny開発者「47氏」こと元東大助手・金子勇の無罪確定

日本の司法はまともだったということが、また証明されたように思う。
裁判員制度の導入以来、再審への道も開かれ、特捜という「俺が正義」という連中が告発され、今の日本において司法は、結構まともなことを多くやっているな、と感じる。

なによりも金子氏を逮捕、起訴した京都府警は許せないと思っている。
このせいで、世界の最先端だったはずのP2Pの技術は日本ではなんとなく禁句になってしまった。その間に、Bittorrentなどが世界標準になってしまったのであった。
Winnyの技術(金子勇)

二番目に忘れちゃいけないのが、もともと京都府警が金子氏を逮捕したのは、捜査報告書、鑑定嘱託書、指名手配書などが京都府警より漏洩した(朝日新聞より)のが原因で、腹いせに逮捕したのだった。動機が不純だ。いまでいう見込み捜査だったのではないだろうか。(7年で時代は大きく変わった)

しかも調子にのって京都府警・サイバー犯罪対策なんてことを調子づいて始めてしまっている。

金子さんという、とても優秀なコンピューターサイエンティストに7年も迷惑をかけたことについて、この犯罪対策とかやってるコンピュータ技術者としてはあまり優秀とは思えないアマチュアボーイ達は、「俺達は関係ない」と自らをごまかしているのだろうか。

断っておくが犯罪はいけない。ただ、技術、学問自体を犯罪だとする態度は、例えてみれば推理小説の「ブラウン神父」シリーズの中ので(青い十字架)書いている「犯人は創造的な芸術家だが、探偵は批評家にすぎぬ」という言葉で、どちらが優秀かを示している。

コンピュータで飯を食っている俺は、犯罪にも加担したくないが、このような摘発をする側も自分はやりたくないなぁ。
自分の理念としては、GNU GPLなどが提唱している「オープンな相互扶助」っていうのが学問の進歩に不可欠だと考えるから。

学問の成果をみーんなが著作権、特許、危険だと主張し始めたら、間違いなく文明は止まるよ。先人の業績にタダ乗りして、自分だけがカネ目当てに「著作権」「特許」と叫んだり、腹いせに「犯罪だから逮捕」なんてことは恥ずかしいと思う。

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