サラリーマンのふり

こうして既存事業は消えていくんだなぁ

電子出版における出版社と著作者の間の契約書テンプレートが発表されているらしい。

笑ってしまった。出版社側の強気なこと。「市場を大きくするために、すべてを委ねろ」って、活字の市場が縮んでいるのは忘れたフリかい。ここを見てほしい。出版社は軒並み売上さがりまくりの状態なのに、この危機感のなさ。

ブリタニカ大辞典と同じ運命をたどっている真っ最中なのに危機感はゼロなんだね。

電子出版って基本は既存の出版社はいらない、ってことなんだけど。ダウンロード数は出版社が一番嫌いな事実を突きつけるからね。

ただ、著作者にはビジネスに無知な人間が多いのも事実だから、無知な著作者から搾取する、どちらかというとダーティな産業だと割り切ったほうがいいと思う。有名作家を「飲ませる、打たせる、買わせる」で丸め込むのもビジネスとしてはありなのだから。

この間、某出版プロデューサの話を聞いても、そうとうにビジネスについては無知だから、10年くらいは「エージェントとして弊社を信頼してください」でなんとかなると思う。

頭のいい著作者は佐藤秀峰みたいに、自分で売り始めるからさ。

関連記事

  1. 柳井正さんの見識の正しさ

  2. 洋楽のレコードが消えた日

  3. SEO業者の被害者多数

  4. 世界に向かって「風評被害」っていってたら日本は消えるよ

  5. 懲りないコンサルティング会社

  6. 弱者にどこまでモラルを求めるのだろうか?

  7. リーダーより重要な人

  8. 就職難はいつまで続くか?

記事をプリント