雑感(日記)

コインケースも進化する

諸般の事情でコインケースにカードは入らないだろうか、と夢想しはじめた。
調べると、昔はなかったけれど、最近はある。
これ、BAGGY PORTってところの製品。他にもいろいろあったけど、革製品好きの俺としては仕立てが丁寧な商品が好き。

どういうことかというと、革って普通になめしてオイルにつけるとボコボコする。
高級な銀座で女性が買うような革は、クロームなめしのエナメル加工って奴だろうけど、好きじゃない。なんだかプラスチック板みたいだよね。使い込んで味が出るっていうようにならず、単にポンコツになっていくだけ。GUCCIのBAMBOOの中古を「よく使い込まれてますね」と新品より高く買うヤツはいないだろう。(もっともあれは、クロームなめしだけろうけど)

一方、なめしてオイルを染み込ませた革は、かなり長く使える。グローブとかブーツとかに使われている革。といっても寿命はあるけどね。毎日使っていれば10年はもたない。が、BAGGY PORTは商品に基本的に永久保証だという。嘘かホントかそのうち試そうと思っている。チャックとか壊れたら、どうするんだろ?

次に、中がきちんと内張りされていること。学生のころカバン作ってたからわかるけど、カバンの外側を作るのは割合と簡単に覚えられるんです。プロの職人技が生きるのは、外と内張りのバランスを取っていくことといっっても過言じゃないと思う。

よく、革だけで内張りのない製品が売られているけど、私は「お金を出す価値がある」とは思えない。それだったら、素人がちょっと頑張って作れる、と思う。(違っていたら、また新たな驚きでうれしいかも)
革臭さから内部のものを守る、逆に外側の雨や細かいほこりから内部を守る意味でも内張りは必須ではないだろうか。いらないのは、キーケースのようなものくらいな気がする。

さて、コインケースの話に戻る。これは、両側にカードを入れるポケットがついている。と同時に真ん中は小銭を放りこめばいいように考えられている。小銭がばらまかれないようにフラットにはならないようになっている。

最初見た時、「あー、これでいいんだぁ」と教えられた気がした。久しぶりに新鮮な驚きだった。使ってみないと、本当にいいのかどうかはわからないけど、「コインとカードケース」は大体どれも同じような構造だった。

革製品の基本形なんてすでに出来上がっていると思っていたけど、こうして見るとまだまだいろいろなものが出るんだろうな。

関連記事

  1. 個人のスタグフレーション対策

  2. 父の一周忌

  3. 再びジョブ理論を考える

  4. 災害が起きて、価値を失ったもの

  5. 室外機を置けない部屋のエアコン

  6. 叔母からの手紙

  7. 週刊文春がどこまで頑張れるか?

  8. 差別は”自己責任”の仮面をかぶってやってくる