雑感(日記)

奥さんの話はくだらないか?

しばしば「女房の話はくだらない」と切って捨てる男がいる。
聞くたびにバカだなぁ、と思う。そういう男に限って、自分で考える、という能力に欠けているように思う。
事件は、近所で起きている。新聞で起きているのではない。新聞が社会だと思っていたら大間違いである。以下、私が聞いた話をいくつか例としてあげる。

例えば、ママカーストという言葉をご存知か?ググッてみるといい。専業主婦がヒマつぶしになにを考え、なにをしているかがわかる。私の家の近所で、強烈な個性で幼稚園から小学校までボスだった母親がいる。まぁ、カーストの頂点だった。もちろん中学受験は私立を目指すと大々的に宣言。しかし、結果はことごとく失敗。(客観的には、とうていムリなところを見栄で受けざるを得なかったようだ)近所の公立校に通う結果となった。こうなると、地位が下がったりする。

例えば、日経新聞にスーパーが格安商品を売り始めたから売り上げが伸びるだろう、と思うかも知れない。しかし主婦同士はメールでスーパーの特売情報がやりとりをする。しかも特売品が本当にいいものかどうかまで評価されている。最終的に買う主婦達の情報は、男社会の情報網には、さしさわりがあるから載らない。近所の医者の評価など、さしさわりがあるから公言されないだけで、主婦ネットワークではガッツリ確定している。

例えば、不倫とはどういう起き方をするか。とある奥さんが保育園に子供を送迎している時に通りかかるアパートのベランダにTシャツが干してあった。「なんだか見覚えがあるなぁ」
なんとそこのバツイチ女性(子供は同じ保育園に行っている)と旦那が不倫していたのである。出会いの場は保育園であり、そのTシャツは旦那のものだったのだ。ヘタなドラマよりよほどドラマチックである。

かように近所の出来事こそが社会である。そこにはビジネスの観点からも、多くのヒントが隠されている。個別のリアルケースといってよい。そういうリアルケースを詳細に知ることが大事である。帰宅して奥さんの話をじっくり聞いてみて、自分で考えてみてはいかがか。もちろん、本当にくだらない話もあるだろうが得るもののほうが多い。
今の新聞に見識を求めるよりも、はるかにリアリティのある視点を見出せるだろう。

例えば、近所の多くの人が定額給付金をどうしたか、あなたは知っているだろうか?あなたの奥さんはおそらく知っている。

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