ほんの5年前のトヨタ自動車の豊田章男(当時は社長)の記者会見が忘れられない。
「なにが正解かわからないからトヨタは全部やる」(当時の報道のひとつ)
当時の世間の反応はボロカスだった。雑誌は「ただでさえ中国メーカーより少ない投資金額を分散するなんてトヨタはバカだ」 経産省は自分たちで調べもせずにヨーロッパのいうことを鵜呑みにして「2035年までにガソリンエンジン禁止」とかぶちあげるしまつ。
日産も「これからはEVだ」(6500億円の赤字)ホンダも「EVだ」(今日の新聞で6900億円の赤字)
結果は見ての通り。車とは砂漠の真ん中でもシベリアの荒野の中でも人命を守るという重いミッションがあることに誰も思いがいたらない。
これらに今のマスコミの報道の仕方が重なる。「イランが戦争にはいったから石油価格はリットルあたり300円以上になるだろう」
気づきませんかね?トヨタの経営陣はすべての可能性を本気で検討し、どれも起こり得る、と判断したんです。経産省、日産、ホンダは可能性の検討よりも世間で言われていることを信じたんです。言い換えるとなにも考えていない人間が経営しているってことです。
マスコミも同様です。イランの話が出て日本政府はすぐに「石油備蓄を放出する検討をする」と発表しました。じゃぁ、マスコミの言うことが唯一の可能性だと信じてガソリンスタンドに並んだ人たちはバカだったということです。
現実とはさまざまな因果関係が絡んで現象が起きます。主要因が想定される事象を引き起こすと信じている人はカオス理論を学んだほうがいい。天気予報の精度があがっているのはカオス理論の成果です。
科学的と思っている判断が、実は科学について無知だからなされる、何も考えていない判断かもしれないのです。
不思議なことに会社勤めしていて、「これからはこうなる。」って言い切って🅰️案しかださなかったら、バカっていわれるのに、なぜ大事な判断では🅰️案しか考えないんでしょうね?普段、会社でやっているとおりにすればいいだけの話なのに。






