心と体

糖尿病対策(と、プロテインの味付け)

糖尿病の真実」という本があります。


サブタイトルに「なぜ、患者は増え続けるのか」という深淵な疑問が提示されています。
太っている、指先がしびれることがある、よくわからない水疱ができる、皮膚の炎症が起きる、など自覚のある人は読むべきだと思います。

糖尿病からの脱出は簡単ではない

糖尿病と判定されると、インシュリン注射をすることになります。ここから脱却するのは、簡単ではありませんが、専門医の指導で治療すれば脱却できます。上の本の帯ではこの先生の指導では100%だそうです。私もそうです。5年ほど前はインスリン注射を打つところまで行きましたが、現在は一日薬一錠で済んでいます。
糖尿病は英語ではdaiabetes(ダイアベティス)といいます。これは糖尿病(Adult-Onset Disease)という病名が怠惰なイメージをもたらすこと、糖が必ずしも尿に出るわけではないことから考えられた名前です。
日本でも躁うつ病を双極性障害とか、暴行をいじめとか、言葉を変えることが好きですから、そのうち名称は変わるでしょう。

糖尿病を放置しておくと、多くの場合、足の血管がつぶれ壊死に至ります。「そんなことあるわけない」と反論したい気持ちはわかりますが、日本では糖尿病の進行が原因で、毎年1万人以上が足を切断しているという報道されない現実があります。足の指先の感覚ありますか?
それでなくても糖尿病が発覚した時は、眼底検査や大腸検査など毛細血管が詰まっていないかの検査を徹底的にされます。幸い私は発見が早かったのか、大事に至っていません。

その経験をふまえて、以下のことを書きます。

糖尿病は生活習慣病です。多くの人が一日数百カロリーの糖の取りすぎが積み重なって肥満になり病気になります。(もちろん原因はこれだけではありません。遺伝も関係します)

取った糖が血中から体内に吸収されるように働くホルモンがインスリンです。インスリンは膵臓にあるベータ細胞から生成されます。膵臓にはアルファ細胞もあり、これはグルカゴンというホルモンを生成します。グルカゴンはインスリンとまったく逆で、肝臓に貯蔵された糖(グリコーゲン)を分解し、血中に糖を供給させます。ベータ細胞とアルファ細胞の比率は1:100くらいなのだそうです。インスリン抵抗性とはグルカゴンが減らないせいではないかという説もあります。
どちらにしても糖の取りすぎで、体内で処理がうまくいかず、糖が血中を漂っている状態となります。

別の本でも確認していますが、糖を処理して血糖値を下げるホルモンはインスリンしか見つかっていません。ここから数十万年という進化の過程において、人類は糖を主体とした食事を取ってこなかったことがわかります。

つまり糖を取りすぎると、ベータ細胞が疲労する、アルファ細胞が強化する、血糖値が下がらないことになるのです。

インスリン治療は「膵臓のベータ細胞を休ませる」という話になっていますが、これの意味するところは少しの間だけということになります。人体は使わない機能は退化していきますから、あまりベータ細胞を休ませてもいけないのです。私の理解ですが、インスリン注射は可能な限り速やかに終わるべきです。

食事療法

糖尿病の治療法は食事+運動+薬です。

運動の重要さについて語ります。江戸時代を考えてください。マクロビとかを始めた桜沢如一は栄養学者でもなんでもないのに、江戸時代の食事が理想的だというトンデモ理論を発表し、産業化しました。現在でも日本中にマクロビがはびこっているのは彼のマーケティング力によるものです。しかし私は害のほうが多いトンデモ理論だと考えています。とくに糖尿病対策では絶対に無視するべきです。

江戸時代の食事を玄米菜食を理想だと彼らは主張しますが、同意できません。
そもそも江戸時代に「栄養」という概念はありませんでした。貝原軒益の養生訓が話題になることがありますが、食事についてはこれだけです。「凡(すべて)の食、淡薄なる物を好むべし。
肥濃油膩の物多く食ふべからず。生冷・堅硬なる物を禁ずべし。」栄養なんかどこにも出てきません。生物がタンパク質から構成されていることすら知られていない時代です。ですからカネをかけずに腹さえ膨れればよかったのです。現代でも同じことが起きていますね。
学者が再現した江戸時代の食事はこれです。(マイナビニュースより引用

玄米二合に、コメを美味しく食べるための塩分のおかずと。味噌汁。
玄米だから健康的?この食事で当時の日本人は50歳過ぎで亡くなっていたようです。江戸時代は出生しても、弱い赤ちゃんはすぐ亡くなっていたので、単純に平均寿命を割り出すことはむつかしいのです。まぁ、生きていた人の口調では50歳くらいまでかね、という感じです。

この玄米をてんこ盛りに食べて、なぜ糖尿病にならなかったのか?について考える必要があります。日本人の腸は穀類の消化用に長いとか、嘘ですからね。人類は数千年程度では体の構造は変わりません。

理由は簡単なことで、当時は自動車、鉄道はありませんでした。すべて歩くか馬。平均的に4万歩ほど毎日、歩いていたそうです。だから、これだけ炭水化物を取っても太らなかったのです。

結果的にタンパク質不足で早く亡くなったのです。

低糖質な食事とは、タンパク質を取ること

そのタンパク質不足は現代も続いています。一般論として体重をグラムにした量のようです。体重が70キロならば70グラム。
ところがタンパク質を70グラム取るのは簡単じゃないんです。
例です。

  • マグロ100グラム 26.4g
  • 豚ヒレ肉100グラム 22.7g
  • 卵二個(100グラム) 12.3g
  • 豆腐 100グラム 6.6g

つまり豚ヒレ肉だと1日で300グラムです。毎日です。
タンパク質を豊富に取ると、爪の伸び方が早くなりますから、簡単に変化を感じられます。

鶏の胸肉、牛豚肉の赤身、大豆製品、豆などを主体の生活にします。

野菜(のぞく根菜)のカロリー計算などはめんどくさいのでいくら食べてもいいとします。

脂肪もまた糖同様に蓄積されやすいので、できるだけ避けます。唐揚げが太らないとか、大嘘ですからね。
といっても肉についてる脂肪まであまり神経質にならないでください。

油はオリーブオイルを主体にしましょう。ただし、あまり安いオリーブオイルは普通のサラダ油に香りをつけただけなので要注意!

とはいえ、炭水化物ゼロを目指してはいけません。
糖質とは糖質を取らないことではないのです。取らないと、炭水化物の処理が下手になり、血糖値がなかなか下がらなくなります。
管理栄養士や医師は一食で炭水化物50グラムは取るように指導されます。
コメなら茶碗に軽く一杯、うどんなら一玉、食パンなら5枚切りの1枚程度を取ります。
食生活としても朗報ではないでしょうか?

ここで語っていることはダイエットが目的ではありません。りんごダイエット、青汁がいいとか、酢がいいとか、特別なコーヒーがいいとか、糖質ダイエットはダメだとかいう趣味の次元の話をしていません。
糖尿病からの脱却です。結果的に痩せるというだけです。私も時々、混乱します。

サプリメント

サプリメントに否定的な人がいますが、冒頭の本で著者の医師は「日本人の食事はタンパク質も足りないし、鉄分が足りない」といいます。
鉄分は赤血球のヘモグロビンの原材料ですから、全身の酸素が不足します。そのため、疲れやすい、めまい、動悸、息切れ、顔色が悪くなるといった症状が出ます。覚えはありませんか?病気を疑う前に鉄分不足を疑いましょう。
鉄を取るサプリはとても安価です。

この本ではさらにナイアシンも推奨しています。興味があったら買って読んでみてください。糖尿病の人、予備軍の人は絶対に得する内容です。

サプリというものは薬と違って即効性はありません。最低限、2ヶ月は続けてみてください。これはカルシウム、ビタミン、ミネラルすべて同じです。即効性はないです。
おにぎりだけ食べて生活はできますが、体の臓器と骨から貯金を払い出しているのです。サプリは貯金行為ですから、すぐに効果はわかりません。

プロテインをおいしく補う

タンパク質(プロテイン)を取るために、おやつ代わりにプロテインを飲むことは有効な方法です。朝はとくにタンパク質が不足しがちなのでいいタイミングです。空腹がおさえられます。
必ず、ホエイ由来のプロテインにします。が、プロテインは味付けしないとおいしくないです。ちょっと匂いもあります。
製造業者も消費者の答えに答えるべく、さまざまな味のプロテインを出しています。

問題は味付けなしのプロテインに比べて味付けしたプロテインは1000円くらい高いこと、プロテインは一定量買わないと妥当な値段にならないので同じ味だと飽きるということです。
たとえばこれは高品質で知られるビーレジェンドのプロテインです。

ビーレジェンドの付属スプーン一杯は30グラムで、プロテインは20グラム含有しています。
この製品はグラスフェッド(牧草)を食べている牛の乳由来のようなのでかなりの高品質です。

ノンフレーバーは他のものよりダントツ安い。
これをどうにかした記事をみたことがないので、私の対策を書きます。

まず、甘みです。もちろん砂糖は取れませんから、次のパルスイートを入れます。
コツとしてはプロテインシェイカーに水を入れ、次にこのパルスイートを入れます。


たいていのプロテイン製品の味付けも、アステルパーム、エリストールのようですから同じです。

次にフレーバーですが、富澤商店などのお菓子作りの材料を売っているお店に「フレーバー」が売られています。少量で効くので30mL瓶で十分です。一個900円くらいですが、信じられない量にフレーバーをつけられます。最初は3,4適で始めてみてください。
バニラ、ストロベリー、メロンなどなどいっぱい種類はあります。Amazonでも購入できますよ。
あとはプロテインを入れてシェイクするだけ。
味の調整とフレーバーをその日の気分で変えられる、お得、ということでご紹介しておきます。

プロテインを飲む人は筋トレマニアだという思い込みはありませんか? 血糖値が高い人はプロテインの摂取して糖を減らすことを考えるべきです。
筋トレマニアは「沼」とかいうおいしくもない栄養一点張りの食事をします。彼、彼女達はおいしいものを食べるという生活を諦めて筋肉を見せびらかして見栄を張る方向に全振りしているので、仕方ありません。

が、一般人が食生活の正常化のためには、おいしい食事を心がけたいものです。

運動

食事のあと、30分以内に以下のどちらかの運動をします。
体の筋肉の大きい部分を動かして、糖を消費しようという作戦です。
中性脂肪防止にもなります。
有酸素運動(歩くとか)じゃ、時間だけ浪費して、なかなか血糖値は下がりません。
テレビ見ながらでもできる運動を選んでいます。どちらかひとつで十分ですが、ラクじゃない程度です。

ただし、筋トレと有酸素運動を組み合わせると痩せます。

まとめ

糖尿病や糖尿病予備軍で死ぬより辛い、足の切断、失明、脳機能の低下や周辺の病気から脱出するためには生活を変えなければなりません。

そのためには

  • 「糖尿病の真実」を読む
  • 病院で糖尿病専門医の診察を受ける。普通の医師の常識に反することがあるので注意
  • 脂肪の少ないタンパク質主体の食事
  • 糖質は取る
  • タンパク質が不足しているようならプロテインをとる
  • 鉄をサプリで取る
  • 食後に軽い筋トレ

は最低限です。

あとはさまざまな本を読んでほしいです。

こと糖尿病については、シナモンやら漢方やら買うことも、鍼灸師や整体師の意見を聞くことも、すべてコスパの悪い方法です。糖尿病は患者数が世界的に多いため、ものすごく研究が進んでいる分野です。だから最新の治験を得るために専門医にかかるのがベストなのです。整体など代替療法をやっている無免許の人どころか、普通の医師ですらアテにならないジャンルです。いまだに低糖質は意味がない、カロリー制限だなどといっている医師すらいますからね。民間療法がつけいる隙はないことを知ってください。病院のほうがコスパ、タイパ、共にいいです。

関連記事

  1. 草食系って進化だと思う

  2. 本当かなぁ?ラクに痩せる

  3. エリート幻想

  4. 人間は確率に弱い

  5. 世界でもっともリラックスできる音楽

  6. 集団的無責任

  7. 中性脂肪の謎

  8. 人間には第六感の感覚器官があった