(アイキャッチは日経平均)
昨日(2024/9/27) 石破自民党総裁が誕生した途端に、日経平均先物が2000円以上、下がった。
マスコミの解説は「株式市場が石破総理を嫌ったからだ」と説明している。
が、私はそうは思わない。
もともと今の日本の株式市場には疑心暗鬼が漂っているのだ。
そこにネガティブな話しが起こったから下がった。石破総裁ニュースはトリガーに過ぎない。
それよりも気になることがある。5つあげる。
- アメリカの失業率が4%超えている。インフレ再燃。住宅着工件数は減少。カードの支払い滞納は増加。短期金利長期金利の逆イールドが解消した。要するに失業者が溢れているのだ。
トランプが大統領になっても支持層のRust Beltの高卒の白人工員に報いることはできないと思われる。 - アメリカの借金の利払いがほぼ、日本の国家予算に並んだ。
- 中国は土地バブルが崩壊し、失業者が大量発生。製造業はメタメタ。政府は住宅を買えなど、明後日の方向の対策をしている。
- ドイツの景気が最悪となった。
- 今年8月の暴落は海外投資家の先物売りで、戻ったのは現物買いだという(ソースはここ)
今の日本の株式市場の半分は海外投資家、1/3は個人投資家。機関投資家はそれほどでもないらしい。(ソースの図表2から) - (追記)アメリカの港湾労働者のスト。米国内に安いものが入っていかない。物価が高く。所得は減る。つまりスタグフレーションが起きている。
ここから考えるべきことは、世界的に株安になる可能性はいまだにある。それは海外投資家によって引き金をひかれる。
買い時といえるかはまだ疑問だ。
長期的にはおカネは居場所を日本の株式市場に求めるであろうという楽観論も捨てがたいようだ。
値動きが生じる株は海外投資家にも知られている大型株であろう。
大統領選が終わるまで、静観すべきだろう。選挙前で大統領候補達はみんないいことしか言わない。
12月になってどうなるか、だ。
怖くて買えない。