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機関投資家の動きが垣間見える

ちょっと前になりますが、株式投資の別のみかた(1)で機関投資家の動きを調べて追従する方法について書きました。

おそらく多くの人が「日本の株式市場で今どきインサイダーなんてあるわけない」と思っていると思います。

しかし、今日も

SMBC日興証券の社員らが、特定の銘柄の株価を維持する目的で不正な株取引を繰り返した疑いがあることが2日、関係者への取材で分かった。同社側は監視委の任意の事情聴取に「違法な取引はしていない」などと説明しているという。

と新聞に掲載されています。

毎日新聞にはもう少し詳しく載っていて

大株主が保有株を大量に売る際、値崩れを防ぐために証券会社が市場外で株を買い取り売却先を募る「ブロックオファー」と呼ばれる取引に関与していた。同社は売却先が決まった日の終値を大株主からの買取基準額に設定した。なので終値が低いと買取額が低くなり、取引が不成立になる可能性があった。(大株主が売らないってこと?)社員らは株価を維持する目的で複数の銘柄で意図的売買を繰り返した疑い。

相場操縦については、日本取引所グループの記事が詳しいので参照してください。
要するに大株主の意向に沿うために、市場に出さず売り先は見つけたけど株価が低いといけないので、同業他社の株を買い漁って終値を釣り上げたってことですかね。

株価操作やんけ。大株主っていいなぁ。こうやって売る株価を証券会社が保証してくれるんですねー。

証券取引等監視委員会が強制捜査したということは、事前に水面下で優しく言っていたことに対して「違法な取引はしていない」つまり、通常業務のつもりだったと突っぱねたということを意味していますよね。

周辺の企業の株価操作なんてことが日常茶飯事に行われているんですね。

今後の業界の波紋に注目しましょう。

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