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株式投資について別の考え方(2)

前回とはまったく別の話しです。
最近、さわかみファンドの澤上篤人氏の書かれた「金融バブル崩壊」を読んだのでメモを残します。

バブル崩壊は間違いなくくる。

今の市場で機関投資家の80%がインデックス買い。

インデックスに採用されていたり、高い株ほど暴落するだろう。

長期金利の上昇に注意。それが今の歯車を逆転させる。

(日銀が買っているような)ETFは悲惨なものとなる。

今度こそゾンビ企業(前回のリーマン・ショック時によく言われた「大きすぎて潰せない」)は潰れるのではないか。政府には救う余裕がない。

バブル崩壊後のパターンとして、業績のいい株が市場を引っ張る。

さわかみファンドを見てほしいが、アクティブ運用はインデックス運用に勝る。アクティブ運用が悪いとみなされるのは5年ほどで廃止になってはできる多くのファンドを平均化してしまうからではないか。

金融市場が崩壊しても、人の生活は存在するわけで実需重視になるだろう。

長期投資とは、そういう企業の株を安い時に買い、高い時に売ることを繰り返す。

バリュー株は復活する。理解できないビジネスはやはりうまくいかない。

誰でもできる方法として「株式市場は大きく買われて上がったり、売られて下がったりを繰り返す。日本株市場でも年に3回から5回は暴落する。そこで「この企業はなくなるわけない。」という企業を選別する。応援銘柄と呼ぼう。応援銘柄を決めてもすぐに買ってはいけない。暴落を待つ。マーケットの相場で下値などを追求せずに、そこそこで応援するつもりで買う。待っている間に環境が好転したら株価は上昇する。にわか応援団でさらに上がったところで少しずつ売る。ここでも最大利益をなどと考えない。そこそこと考えていれば利益は増える。」

知らない株を買うほうがまずい。

相場にのめりこまないこと。

以上、

個人的には心理的に優れていると思う。

株の売買に参加する人の心は欲と恐怖の間で揺れる。だからちょっとした情報で売り買いをしてしまう。不安だから周囲を気にし、相場を見まくる。

澤上氏が進めている方法は一般投資家の心をよく見た方法のように感じる。

しかも長期投資こそが、プロに勝てる唯一の方法なのだ。

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