私は「いる」と思ったほうが人生を生きやすいと思っています。
仮に「いない」とします。
するとそこには荒涼とした世界が開けます。
- ダーウィンの進化論を信じ、すべては変化と偶然がもたらしたものに過ぎないとします。
不思議なことに突発事故を経験して生き延びると、その特質が次世代のDNAに受け継がれるのだそうです。なんでぇ? - 人生は一度切りであり、はじめも終わりも無です。
- 精神は過去の経験から得られたアルゴリズムの集積ですから、意思があるように思い込んでいるのは本人だけで、すべてはやらされていることです。
- 人生の上で起きる出来事はすべてランダムに起きることですから、不幸も幸運もなんの意味ももちません。それをフォローすることが人生です。
神は「いる」とします。
- 神が自分を体験するために、自分に似せて人類を作りました。だから我々は偶然の産物ではなく、神に愛されています。
- 魂は輪廻転生して進化していきます。だから人生に失敗などありません。どの経験も感じたことは魂に刻まれていきます。
- 生まれてきた理由はいいことを体験するにしろ、悪いことを体験するにしろ、体験するためです。
それが一見つらいことであっても、本人には必要だから起きるのです。 - 言い換えると人生で起きることは「起こしている」ことであって、それによって自分が何者であるかを証明する毎日です。
どちらが気分良く今日も生きていけるか、ということです。
そして神がいるという考え方をとると、
世界が素粒子レベルで見れば同じものでできていて、
意識をもった存在が観測することで、形がきまり、
その人が意識、潜在意識レベルから望んでいることが現実という形をとり、
その形は人によって「意味」が違うから多様性をもつ。
私は納得できるのです。