最近、自分のスマホで計算する時に電卓アプリを使わなくなってきた。
なにを使っているかというと、Googleスプレッドシート。
iPhone用、Android用、ブラウザー用があるので、どの機種でも動く。
データはGoogleストレージに保管されるからどこでも見られる。
この間、Google Keepが便利だと書いたが、あれもGoogleストレージに保管される。
クラウドのストレージサービスって当たり前だが、自分用に一箇所に決めておいたほうが使い勝手がいい。
そのことに気づいて、先日、DropBoxは整理して使わないことにした。
と、そこまでやった時に気づいた。
「これって昔、NTTでやっていたことじゃん。」
どういうことかというと、クラウドサービスとかインターネットのプロバイダーとか
汎用的でインフラとして扱われるビジネスをやっている時には、その上で稼働するアプリケーションに敏感でなければならない、ってこと。
2000年ごろにNTTに転職した時、NTTの中の人は電線の品質と汎用性にしか関心がなかった。
しかし、転職の原因を作った会社のエライさんは周辺のサービスにNTTも参入しておかないと
「富の移転」についていけないと考えていた。
昔、一時、NTTの社長が「インフラにタダ乗りするな」というトンチンカンなことを言っていたのはNTTの中の人の感覚だったのだ。
言い換えると新しいサービスを提供したり、提供しようとする人に便宜を図ってあげたりすることで「アプリケーションにとって使い勝手のいいインフラ」になることがインフラ業者の差別化になるということ。
Googleがスプレッドシートなどのオフィスツールを出すのはいろんな理由があるんだけれども、DropBoxが不要になっていくことも明らかではなかろうか。