最近、ソラコムとかいう会社がIOTのニュースによく出ている。
こういう会社って潰れるか、業態を変更するんだよね。
別にそれが悪いんじゃない。生き延びていくには当たり前。
指摘しておきたいことは、そういう会社が今やっていることに深入りするなってこと。
たとえばソラコムはIOT用のネットワークサービスだ、デバイスだと騒いでいるが、なにひとつとして自社のものはない。
強みのない会社は既存大手に潰されて当たり前なのだ。
ケーススタディとして、インフォテリアという会社をあげます。
この会社の創業時のプレスリリースが残っていたので、リンク貼ります。ここ
XML専門の会社です、と言っている。
ところが世の中には大量にXML技術が出回り(広義の意味では今のHTMLもXMLだ)、一社がなんとかできるような段階をすぐに過ぎた。
致命的なのがインフォテリアはXMLの世界でなにひとつとして、業界を左右するようなものをもっていなかったこと。
今はどうってことない、インテグレーションの会社なので将来は真っ暗だ。
このようにハヤリの技術に乗っかってビジネス始めるのはいいが、その業界をリードするなにかがなければあっという間に競合他社に追い抜かされる。
自社の強みはなにか、批判的に考えられないヤツ多すぎ。
IOTだって報道こそされないが、NTTドコモやKDDIは2000年代から自動販売機のデータ送信なんかやっていたよ。
ああいう会社がなにもしていないと思ったら大間違いだし、回線は固定費がでかいビジネスなので料金はどうとでもなる。
結局、NTT,KDDI,SoftBank以外は回線ビジネスで勝てはしない。
線をとおってやってきたものを加工して、線に流すのだからね。
デバイスとソフトウェアはいつもながら、すべては英語圏からくる。
楽天みたいに日本語の壁を利用して、いろんなものの代理店商売に徹したほうがいいと思うけどな。
日本人のIOT業界での独自のものは、世界では評価されずに必ず廃れるから。