サラリーマンのふり

買ってはいけない、着物、マンション

ここに今の日本の着物は中国の絹糸でベトナムで作っていることが書かれている。

今、着物を買って着ないでそのまま質屋にもっていっていくらになるだろうか?

おそらく1/10くらいではないだろうか。

それを当たり前と思ってはいけない。

たとえば、金塊を買ってそのまま質屋にもっていったら、手数料をとられるだけで金塊の価値のまま売れる。

こう考えると、着物はほとんど価値が無いシロモノなのだ。

これくらい価値がないものは今時珍しいが、マンションも購入してすぐ売るとだいたい80%くらいだという。

マンション買ってローンを組んで、払えなくなったら売ればいいと思っている方も多いだろうが、とんでもない間違いであって、この20%分と価値が落ちた分が借金のまま残る。

マンションも本当の価値以上で売られているということになる。

宣伝もどちらも共通している。

マンションは柱や内部構造などについての宣伝は絶対にしない。
なんとなくリッチな雰囲気だけを宣伝する。

およそ宣伝で製品の内容を説明しないものが他にあるだろうか?

着物も同様である。

美しい女性が着飾っているところだけ。
雰囲気勝負。

どんな布でどんな職人が作っているとかの話は一切しない。

外車とか腕時計とか洋服とかで、商品そのものの素晴らしさに言及せずに雰囲気だけで売ろうとしている贅沢品が他にあるだろうか。

もうね、どこを突っ込んでほしくないのかよくわかるじゃない?

関連記事

  1. シャープのチャレンジ

  2. 人月換算はいい加減にやめるべき

  3. 柳井正さんの見識の正しさ

  4. マンデルブロの金融市場分析

  5. いまどき、日経を読めってさぁ

  6. 週末起業について(カネが動くとモノが動く)

  7. 日本のITのショボさを語る人は私だけじゃない

  8. 科学的態度か?

記事をプリント