出雲の八重垣神社に行った。ここは、素盞嗚尊と稲田姫命を祀っていて、
八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに 八重垣作る その八重垣を
にちなんで名付けられたらしい。
それで縁結びの神社として知られているが、おかしなことだらけだった。
八重垣神社は山を入っていったところにある。たいへん古い神社だし、ここでヤマタノオロチを退治したという。しかし、清涼な土地であることは間違いなく、太古、歩くだけでも大変だったろうに、どうやってここを開こうと決めたのだろうか。
次に別々に生えた椿が途中でくっついている。こんな木がこの神社内に3本もあるそうだ。普通じゃないと思う。
三番目が極めつけの出来ごとで、家人が鏡池で例の和紙に10円玉を載っけて良縁の占いをした。
すると、しばらくしたら沈みかけた和紙から10円玉だけが滑り落ちたそうだ。(私はあいにくお守りを買いに行っていた)
すると、この寒い時に池の底からするするとイモリが上がってきて、彼の紙だけを沈めて消えていったそうだ。
周囲で見ていた人も唖然。
もともと和紙は水に浮かべたら「神の助けにより成就」といった文面が書かれていて、まさにそのとおりになったということで、非常に不思議なことだった。