サラリーマンのふり

懲りないコンサルティング会社

日経からシグマクシスというコンサルティング会社の本が出るというので、チラ見したら社長様自らがお書きになり、自社を褒めちぎるようだ。

この会社が2008年に出来た時「シグマクシスは、事業運営ノウハウや事業を実際に遂行するための機能、そしてICTを自在に組み合わせ、お客様のビジネス戦略の遂行に必要なプロジェクトを提案、組成、運営するパートナーとして、企業価値創造に貢献することを目指します。」なんていうコンサルティング会社がいじりたくて仕方がない「経営」についてなにか言っていた。

このころは、「ウチはコンサルタントしか雇わない」とおっしゃっていた。

しかし、実体はここによると、「システム開発工数・期間の半減を実現する開発センターやクラウドサービスの運営費用、協業社に支払う研修費用、東南アジアへの進出費用、コンサルタントの確保。。。」

なんのことはない、どこにでも転がっているSIerである。社長のコネからすると、IBM系に分類されるだろう。

しかもここの売上比率を見ると2012年度
売上高 102億円
経常利益 7億円
(なんちゅう、効率の悪い商売だ!)

売上高 三菱商事 13億円
イオンクレジットサービス 12億円
(ほとんどは三菱グループからお仕事をいただいているということだ)

もし、この会社が学生に人気がある、とするならば、学生はコンサルティングというものがわかっていないということだな、と思う。
もし、読んでくださっている方が学生かも知れないので三行で注釈するならば、
「コンサルティングとは自分がよく知っている知識を元にしてお客をガイドするビジネス」
「サラリーマンが経営について」とか「ITの世界に知られたプログラム一本、ハードウェア装置ひとつない会社がITについて語る」とかは、コンサルティングじゃなくて、単なる評論家だということです。

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