まぁ、なんとも柳井商店の自画自賛ですね。
どこぞの流通業の会長も同じだけれども、ビジネスの失敗は従業員が悪い、うまくいけば俺の業績。
それを恥ずかしいと思わない。
さすがトップブラックカンパニーの総帥だな、と嫌味でなく感心する。
ユニクロの成功は、同じものを大量発注し、管理しきれたこと。
これは旧来のコンピューターを使えない、大量に同じものを売れない、アパレル業界で目が出てきて当然で、そのためにタイヘンな苦労があったのは事実でしょう。
が、ビジネスモデルはしばしば指摘されるように、アメリカのGAPのマネ。
別に柳井氏独自のものではない。
だから、実行力にこだわるのでしょうけれども、柳井氏一代のビジネスモデルの会社。
若者のことを考えているフリなんかして欲しくない。
社員は道具だ。使えなくなったら捨てる。と素直に言ったほうがいいと思うが、柳井氏にも見栄があるということだね。
が、
ユニクロのブラック化は巷で囁かれている必然でもある。
それは、コンピューターが労働者を駆逐していくこと。
ユニクロのビジネスの特徴は、あまり言われないが、コンピュータのフル活用にある。
注文を集計し、まとめ、メーカーに大量発注する。
アパレルとしては桁違いの大量さのため、いうことを聞かないメーカーはないだろう。
それをまた、コンピュータを利用して的確に店舗に届ける。
これができているアパレルは少ない。
だから、店員は機械化されていて、スキルは数年働けば頭打ち。
柳井氏が25歳以上は成果しか見ない、といっていることを裏返すと、25歳くらいの熟練さ以上は求めていない、ということでしょう。
まともな企業は、常に成長を求めますからね。
このテーマは大地震なので、しばらく追求したいと思っています。