2012年9月15日に、中国で半日デモが起き、あちこちで企業が略奪にあった、と新聞に掲載されている。
共産党に支配されている中国で、50都市に渡ってこういう焼き討ちが起きた。それは、仮に一部の人達が計画をしたとしても、中国共産党は止めなかった、ということだ。
もともと尖閣諸島が原因だとしても、尖閣諸島の周辺で資源が見つかってから中国は「俺のもんだ」といいはじめている、と新聞、ネットでは言っている。
日本では大昔に沖縄の一部として決まっているのだ、という。
一方、中国人は太古から中国のものであったと新聞で読んで確信していることだろう。
おそらく、日本のマスコミ、ネットでは「中国はけしからん、尖閣諸島で戦争もやぶさかじゃない」という意見も多数でるだろう。
「目には目を歯には歯を」という紀元前1700年以上昔のハンムラビ法典からこっち、3800年経っても進歩しない考えである。
さて、これ読んでいる人で友人に中国人がいる人はいるのかな。
私は少なからずいます。通信会社にいた時に、Fさんとは錦糸町の中華料理屋でよく飯を食いました。Fさんは父の容態悪化で突然、すべてを放置したまま帰国して帰ってきませんでしたが、それでよかったのだと思います。
同じころに一緒に仕事したHさんはいい加減で調子よかったけれど、それは日本語が本当はよく理解できていなかったからでした。
はたまた同じころに仕事していたSさんは今も日本の金融系のシステムで俺がいないと動かない、くらいの熱意をもって仕事してます。
他にもちょっと前に知り合いになったWさんはモデルにしてもおかしくない美人で、旦那さんも日本の会社で一生懸命、働いています。
みなさんがご存知であろう宋文州さんも、日本の営業の世界をIT化した人ですね。
私の中ではこういう心の動きがあります。
尖閣諸島についての中国の態度、中国にある日本企業に暴動を仕向ける中国共産党。
すべてネットやニュースで流れる尖閣諸島の日本の言い分。
どちらが過去を忠実に反映しているのかわかりません。真実は先祖達はそんなにきっちりと考えていなかった気がします。
中国の皇帝が極東の波間に浮かぶ島のことなんか、マジで愛人のくしゃみほどにも気にしなかったでしょう。
でも、今に日本は中国と戦争するか、くらいの意見が出ておかしくない。
戦争って上の長年つきあってきた友達に銃を向けるということですよね。
きっと中国人の友達がいない人が簡単に戦争といえるのではないかという気がします。
頭の中で「中国」というまとめをして、「悪」というレッテルを貼れば100%悪く見えますから。
私にとっては、中国人と友達といえるまで、仕事したり、遊びにいったり、飯を食ったりしたことは大事なリアルな思いでです。
そして戦争とはリアルであった想い出に、伝聞で呼び起こされた感情で人を殺す(戦争の目的は殺人でしょうが)というリアルをぶつけるということです。
そして今感じることは、新聞やネットの情報は、その方向への感情をものすごく煽ります。
私には尖閣諸島について、一次資料を自分で調査したわけでも、いつものように世界中でどういってるか調査したわけでもないので「こうだ」とは言えません。
でも、伝聞だけで友人に銃を向けることの怖さをものすごく感じます。