父の遺骨を収めたお寺 高野山 金剛三昧院から、来年のお祈りサービス(としかいいようがない)のご案内が来た。
一応、高野山の古刹である。来年の節分(旧暦の正月)に星祭大祈祷会をするから、祈祷の申し込みをしないか?ということである。
この誘いが秀逸である。
この星祭りと申しますのは年によりましてうらやまれる程幸福の続く年とまた不思議なほど不幸が重なる年とがあるものです。これについてお大師様(空海)はいろいろお説きになっている中に特に年々廻って来る星の事を御説きになって、其星を信仰し星祭りする事によって悪い星の人でも悪事災難が免れ、善い星の人は一層よくなるという事を御教えになり、星祭りの尊い秘宝を我々末徒にお授けになっております。
そうかい、そうかい、さて俺の星はどうなんや?と添附の「高野山家宝暦」で調べると、、、え??? 計都星(大凶)の年回りではないか!ひぇ。
みごとにお寺の策略に載せられているような。。。
いやいや、この九星占いってのはアテにならんのだよなぁ。運命学としては。。。
いやいや、なにか起こって、ほにゃらな気持ちになり、ヘンな神社や霊能力者にお祓いをしてもらうことになるよりはいいのではないか?
ヘンなところには行かずとも、今年は横変死の近親者が出たため、近所の日蓮宗大本山中山法華経寺にお祓いをしてもらった。暑い中、出かけていき、受付で横柄な坊さんにお願いした。天井のお札はすげー不気味だった。祈祷する坊さんはドえらい迫力でお経を読み、我々を異界へ連れていき、そこで背中を叩き、連れ戻してくれた。ちょっとしたインナー・トリップ。
お布施が安くて悪かったなぁ、くらいやってくれた。あの時、悪いものは絶対にたたき出されたに違いない。
ということが思い出され、
ここは父のおかげで仏縁が出来たお寺に祈ってもらっておくのもいいか、というわけで、バン、と上から2番目の「向こう一年間毎日、祈祷してあげるよサービス」に振り込んだのであった。来年からなのに、申し込み書を送った時点で、もうすっきり気分。
今から節分のころに送ってくるであろう、すごい霊符セットが楽しみである。