また、今日もイヤな思いをしてきた。
仕事がら、宅配便をよく出す。ふだんは郵パックを使う。しかし、大物を運搬する時は営業所に持っていかねばならないので、イヤイヤ、市川鬼高にあるクロネコヤマトに行く。
なぜイヤかというと、いつも客が来るとしかめっ面。明らかに「あー、仕事が増えた」と思ってる。次に「傷がついても知らない。ワレモノと書いてあっても外が壊れていないと中身は保証しない」と冷たい口調で説明というよりも、「どうなっても知らないからな」と一方的に宣言をする。
今日はカチンときて「俺の見えないところで、コワレモノと書いてあるのにわざと100回くらい落とすんかい?」と突っ込んでしまった。大人気ない。。。鬱
近所でもここのパートの時給は安いので有名なのである。その割に運送屋だから仕事はキツイ。おそらく、お客に笑顔を見せたくても、疲れていて無理なのである。パートの間でも序列があるらしく、色の黒い年取ったおばさんは微動だにしない。
ここで荷物を出す度に不快になる。郵政公社の郵パックがダンピングだとか他人に文句を言う前に社内の従業員を幸せにすることを考えるほうが先じゃないのか。
同じような話。
平日、仕事がらソフトウェアのトラブルの話によく遭遇する。ここ数年増えているのは、こんなシナリオである。
- 派遣、少なくともあまり経験のない人間(エンジニア以前)が導入、カスタマイズ作業を行う。
- 意味がわかってやっていないので、作業手順どおりにならないと、もうダメ。
- どうしていいかわからず、時間は経っていく。
- インテグレータという雇用主も、また、現場の技術はわからないし、めちゃくちゃに余裕のないスケジュールだから、なにが悪いかわからないまま製品のサポートに連絡する。
- 製品サポートは製品のトラブルとわかっていなければ、冷たい(他社のOS,NW,DBについてサポートできない)
- どんどん時間が過ぎ、インテグレータは「製品でトラブっています」と誤解を招くことを承知で客に報告する。
- 客は逆上し、製品ベンダーに直接、怒鳴り込む。
- しかし、製品ベンダー、インテグレータ、客の三者で会議をし、技術的に説明されると客は下を向くか、個々のプロジェクトに無料で参加しろ、といった訳の解らん話をするしかなくなる。
断っとくが、全部の例がこうだとはいわない。が、現場のエンジニアをとにかく安く、安く、買い叩くから、なにも知らない人(エンジニア以前)があまりに増えている。どれくらいモノを知らないかというと、先日は、Linuxに導入するパッチのファイルのサフィックスがtar.gzであった。するとwindowsでunzipして、Linuxでtarするのか、と聞いてくる。こんな程度の人間が現場でお金もらって導入作業しているのである。
マネージしている人間も技術を知らないので、政治的、感情的な話にもっていくことが増えている。安く叩いたお客も悪いが、内情がこんなことにまでなっているとは知らないだろう。
貧すれば鈍するのである。