バリ島リゾート

2023年9月 @Canggu

コロナ騒ぎが収まり、今度はいつ行けるかどうかわからないながらも行ってきました。
なにごとも電子化が進んでいて、

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からやります。(今回は「バリ王」さんにお願いして航空券、ホテルの予約を取ってみました)

宿泊先は以前気に入ったスミニャックのサマヤです。(下方に説明があります)

とくに今回はバリ島の新しいスポットと言われながらも、「交通機関がないからやめとけ」といわれるチャングー(Canggu)に挑戦してみました。

チャングーとは以下の黄色いあたりです。

スミニャックの北方ですが、スミニャックから歩ける距離ではありません。
とりあえずホテルからタクシーで行きました。

で注意しなきゃいけないのは、みーんなが口を揃えていう「交通は危険」「流しのタクシーはいない」「バスもない」という交通機関については難所であることです。

このチャングーのUtama Spiceで商品購入後に、店員にタクシーを呼んでもらおうとしたらあっさり断られ、2時間歩いてサマヤまで帰りました。これはキツかったです。暑いのよりも車、バイクがガンガン走る歩道のない道を歩くので、危ない。

他は道沿いにいろいろな店がありましたが、チャングーだからこそというものは見つけられませんでした。
せいぜい田んぼが見えるカフェくらいかな?

疲れました。

土産物はいつものスミニャックのTシャツ屋(Tee)と、ビンタンスーパーマーケットで揃えました。
やっぱビンタンに勝てるみやげ物スーパーはないわー。品揃えがいいのです。

嘘か本当かわからない話しを書いておきます。
ジンバランの海岸にはずらりと魚介類のバーベキューをたべさせる店が並んでいます。
今回、バリ王のカーチャーターで紹介された店はふたりで14000円くらい取られました。これ、バリでの食費としては異様に高いです。
調べると紹介してくれたツアコンへのキックバックがなんと30%から50%と高率なようです。
繰り返しますが、魚介類のBBQです。そんなカネ出す価値は改めてないな、と感じました。
ホテルの高級レストランで食事したほうが絶対に満足度は高いです。

 

バリ島の観光の基本

バリ島に行かれた方には釈迦に説法ですが、ホテルの紹介の前に地名のおさらいをしておきます。(これはHISの地図)

バリ島南方のきゅっとくびれたところにデンパサール空港があります。そこがバリ島で最も都会な場所です。
北方のすぐのところにクタとレギャンというところがあり、ここはホテルと飲食店がグチャグチャになった賑やか、かつ最も治安の悪い場所です。一度だけこの地域のアメリカンスタイルのホテルに泊まりましたが、うるさい上にバリ島のよさをまったく感じられませんでした。人が多いので海もきれいじゃありません。

デンパサール空港の南側にジンバランはあります。この地域の海岸は高級ホテルが立ち並び、海岸でボーッとしながらトロピカルドリンクを飲み、飛行機発着をぼけーっと眺めていられます。
海産物を海岸で食べるお店が並んでいる地域もあります。

ジンバランの東側に行くとヌサドゥアで、ここは早くから開けたリゾート地です。よいホテルも多く、中国人がよく結婚式しています。

ヌサドゥアの海をはさんだ対岸がサヌールです。あまり広くない土地ですが、よいホテルも多い静かな場所です。近所に金属細工で有名なチュルク村があります。

クロボカンは現在発展中。さらに北のチャングーはもっと発展中。工事中に近い。

山の中のウブドゥはバザールの周辺にお土産屋がたくさんありますが、小洒落た店はほとんどが日本人経営です。いいのか、悪いのか。(左は石鹸ショップKOU。この店だけ豪華ではなく垢抜けているのですぐわかります)

なお、ガムランボールは銀製で職人が手で作るので掘り出し物で安いというものはありえません。安いものはガムランボールじゃなくて鈴です。偽物のほうが多いのでご注意を。みやげ物屋ではなく専門店で購入されることをオススメします。

インドネシア全体は金属加工が得意で工芸品が多いのですが、バリ島は木工業者が多いです。なにかと他の島とは違うバリ島です。
ウブドゥからキンタマーニ高原(噴火したアグン山の近く)までの道路の両側に延々と木材製品が並んでいます。

島の北側まで行ったことが数回ありますが、道路は簡易舗装でガタガタです。
日本人は本当に見かけなくなります。海岸ぞいにいくつかリゾートはあるのですが、アメリカ人、オーストラリア人、ドイツ人くらいしかいません。
バリ島のリゾートでリッチに楽しめるのは現在、南方とウブドゥのみです。
近々、北方の海上に新しい国際空港ができるということで楽しみではありますが、まだ影も形もありません。

某有名日本人が開拓しているのは西の果てなので、相談事に応じたりして名前を売って日本人を呼び込まないと誰も行きません。
ちなみにバリ島のみならずインドネシア国土は外国人への売買は禁止されています。外国人は現地の人と事業契約を結び、土地を借りてビジネスをしています。
居住している外国人には所有することが可能です。法律がややこしいので、よく騙されている人がいます。
人任せにせずにご自分で調査するか、JETROに問い合わせてください。
(なお、当たり前ながらお断りしておきますが、西を開拓している日本人の方を貶めるているように受け止めないでください。ひとりでビジネスをやることは大変です。)

ホテル・リゾート・ビラ

本題です。バリ島のリゾートホテルは大別してアメリカをはじめ海外資本の入った世界中どこでも同じような形のホテルと、バリ島特有の狭い入り口、プールのついたビラ(Villa)の形式と、両方をもったホテルがあります。
建物の凝りようは日本ではめったに見られないものです。

伝統的にコンクリートをコテだけで彫刻して、すごいものを作ります。

大人が泊まるのであれば、だんぜんビラ専門のリゾートをお勧めします。圧倒的な専有面積と風通しのいいリビング、横にプールです。一度泊まったら、もうやめられません。

プライベートが確保できるので、芸能人などもよく利用しているようです。
決して部屋数の多いホテルには泊まらないことをお勧めします。20棟あたりが限界じゃないでしょうか。

バリ島は若者だけが楽しむ島ではありません。このように大人だから楽しめるところがたくさんあります。

バリ島のホテルは日本と同等、いやそれ以上に洗練されたサービスを楽しむことができます。
日本のおもてなしが世界一だなんて考えは吹っ飛ぶと思います。
ゆったり過ごし、基本的には放っておいてもらうことの価値を思い知るでしょう。

日本でお客の希望を実現化する役にたてる有能なバトラー(コンシェルジュ)を多数用意できているホテル、リゾートがどれくらいあるでしょうか。
その場限りの愛想はいいけど、なにも知らない、決められたことしかやってくれない、イレギュラーは笑ってごまかすことが日本が誇る「おもてなし」です。底が浅いと思います。

バトラーはお客が相談してきたことは、(お金は必要だけど)全力で解決しようとしてくれます。
真のおもてなしをバリ島で経験してください。
バリ島のバトラーは真剣にお客の要望を聞いてくれます。料金がかかってもお客に損はさせません。

ここでは実際に泊まって「ここはよかった」というリゾートホテルを記載しておきたいと思います。
ウェブサイト見てもきれいですよー。

なお、バリ島で体験したいスパはたいてい高級リゾートにはあります。
宿泊すると割引が効き(無料になるところもある)、腕も確か、そして静かですのでホテルのスパはぜひ試してみてください。

オススメのリゾート

アリラは最初に私が「バリのリゾートすげぇ」と思ったところです。

 

 

ジンバラン(デンパサールの南)のカユマニスは地元経営の素晴らしいリゾートです。
近くのホテルの海岸に行きたい時はバウチャーをフロントでもらいます。それを隣のホテルの受付に提示すると一日いていい、と言われます。
もうひとつ方法があり、ヌサドゥアにあるカユマニスはビーチをもっています。そこまでホテルの車で送迎してくれます。
日本人スタッフと日本語のうまい中国人スタッフがいます。
あと、カユマニスはデイユースがあり、夜中の直行便のフライトまでステイ可能です。事前に問い合わせてみてください。

 

 

ウブドゥで元王族が経営しているホテル
アユン川に下りる崖にあるホテルなので、エレベターや階段が多いです。
コテージにプールもあります。
お勧めはアユン川横のレストラン。

 

 

同じくウブドゥでロクシタンが経営しているホテル。
さすがにアメニティはいいです。ここで結婚式してるカップルがいました。

ただね、ウブドゥはバザール見て歩いて、(猿が嫌いじゃなければ)モンキーフォーレスト行って、日本にもある棚田を見て終わりなので、長居はどうなんだろ? 私は海沿いのほうが好きです。

 

ヌサドゥアにあるビラしかないリゾート。連泊した時に毎日、ディナーかランチかマッサージのどれかを毎日無料でサービスされました。ただ、シングルは道路横という場所の関係から避けてください。

 

新しい地域スミニャックにあるリゾート。文字通り海岸沿いのレストランで夕日を眺めながらディナーや朝食を摂ることができる夢のようなレストランBreezeと、快適なVilla、砂浜沿いのレストランてありそうでないと思っています。

 


スミニャックのカユアヤ(オベロイ)通りまで数分で行ける便利さを兼ね備えたリゾートです。

特典はいろいろあるのですが、どこと契約したかで変わります。もっとも条件がいいのが、ウェブサイトからの直接予約です。旅行代理店経由はいろいろ変わります。

このホテルは道路を隔てて海側とカユアヤ側があります。海側は比較的プールが小さめですが、レストランの横にでかいプールがあり、白人が真っ赤になってプカプカ浮いてます。カユアヤ側はヴィラについているプールが広く、中庭にもプールがあります。今年はカユアヤ側に宿泊しました。ぼーっとしていたかったのですが、そんな時間なかったです。
ちょっと用事ができてロビーに夜中に行ったのですが、カユアヤ側は徹夜で警備してくれている人がいました。心強いです。

ちなみにこのホテルのすぐ近くにShrimpとでかい看板のあるエビ専門店はオススメです。メチャメチャ新鮮でエビのことがよくわかった料理を出してくれます。家族連れも結構いるくらい安全な店です。

私のバリ島観光スタイル

ご存知の方もおられるでしょうが、私のバリ島での観光の仕方は以下のとおりです。

  • インターネットはWIFIルーターを日本で借りています。ここ数年はグローバルWiFi一択(でしたが、今度は持っていたモバイルルーターが空いたのでNECのモバイルルーターが3000円くらい。安いSIMで7日間使い放題をアマゾンで買って、日本で自分で前日に設定)
    ソフトバンクの場合、「海外あんしん定額」が3日でおよそ3000円だったので、面倒が嫌いな人はこれでいいと思います。
    ホテルはホテルのwifiルーターを使います。
  • 移動が多く南をうろつくプランならHISのパッケージを使う。理由は「マイマイバス」という周遊バスを無料で使いまくれます。
  • HISは事務所がウブド、クタ、スミニャック、ジンバラン他あちこちにあります。助けを求めたり、カバン預かってくれたりもします。デンパサール空港から日本への直行便は深夜に飛びますから、ホテルをチェックアウトしてから、しばらく遊ぼうと思うとクタのビーチウォークで荷物を預かってくれてタクシー呼んでくれるってすごく助かるのです。たぶんHISが支店を一番多くもっていると思う。
  • あまり移動しないならクラクラバスもありです。Tギャラリアがすべての起点・終点です。よく勘違いする人がいて、Tギャラリアを通過する便があると思っているようですが、必ずTギャラリアで降りて、別便に乗るので注意してください。
  • クラクラバスは日本で3Daysチケットを購入すると安いと思う。
  • バリ島のめちゃくちゃな交通の中を自転車やバイクを運転するのは狂気の沙汰。日本で自動二輪免許もって、かなりの期間バイク乗りだった私が思います。
    外務省のサイトによると日本の国際免許はバリ島では有効でないようです。
    バカがバイク乗って楽しかったとか書いていますが、違法ってことです。事故をもらった時でも警察で大変な目にあいます。
    みんな都合の悪い出来事は書かないですよね。
  • 遠距離のイベントはあらかじめ日本でカーチャーターつきで予約する。一日4000円くらいです。現地で電話かけまくって予約しても、たいして値段はかわらなかったり、カーチャーターが捕まらなかった事実がある。リスクもある。
  • バリ島で信頼できるタクシーはブルーバードだけ。ブルーバードは距離に応じてメーターを回します。他は大げさでもなんでもなく目的地聞いて料金がなぜか決まります。自分の経験では必ずブルーバードのほうが安いです。
    言い換えればBali Taksiって書いてあってもさくっとぼったくられるので事前に絶対に値段交渉する。クタ周辺では交渉しても裏切られることも少なくない。(おろしてくれない)ブルーバードの信頼性を利用するブルーバードのそっくりさんは大量にいます。ぼったくりです。だから夜は危ない。ちゃんとした施設か、HISの事務所でブルーバードタクシーを呼んでもらうこと。
  • ブルーバードタクシーの見分け方は、フロントガラスのロゴしかないとのこと。
  • 高級ホテルはそこそこの距離なら送迎してくれます。お金を若干払ってもタクシーよりは安心。
  • 現地人の友達を作る。観光用と違ってバリ人が使っているものを買う場所は彼らに聞かないとわからない。
  • 英語は絶対に話せたほうがいい。バリ島は観光で成り立っていて訪問する人の第一位はオーストラリアから。インドからも多いので現地の人は英語の勉強はきっちりしていて通じます。
  • 気づいたんですがトリバゴやらホテルドットコムやらは、とにかく安くってことで最低グレードの部屋の料金しか出ないようです。