ここのところ、いろいろ書く(記録)しておくことが多い。
日曜日に車の試乗をし、よければ買おうと思っていたが、本当に買うことにした。
ベンツ、あかん!
今、乗っているベンツB180が来年の6月で7年目の車検を迎える。
ベンツを買ったときに周囲に言われたことがある。
「ベンツってメンテナンスパッケージ入っている間はいいけど、切れてからトラブルがいろいろ出るよ」
そんなソニータイマーみたいなことがあるのかよ?と思っていたら、6年目から本当に、いろいろボロが出てきた。
- 塗装被膜が剥げた(原因は不明)。パーツを外して再塗装を近所の板金屋さんで頼んだら10万円。
- タイヤのセンサーが一個壊れた。走行不能に近い状態となる。7年走った車のセンサーを一個だけ新しいものに代えるなんてことはしたくないので、4つとも交換したらやっぱり10万円。
- 左のバックミラーについている方向支持ランプが切れていると警告を出すので、交換して10万円以上。
- これは私が悪いのだけれども、無理に左折して縁石に左のドアの下のモールをぶつけて15万円 x 2回
もともと多くのベンツの最低地上高が10cm。低すぎるようだ。トヨタはスポーツカー以外は11cm。 - 新車のころからだけれども、ワイパーブレードとクリアコーティングの相性が悪く、ブレード鳴りしていた。
(家内に軽自動車以下だと言われる。コーティングを自分で研磨剤で剥いで収まった)
毎月のように10万円とんでいく。
我が家にはもう一台、家内が使う軽自動車ダイハツのキャストがある。
これが小回りが効いて、燃費が信じられないくらいいい上に、レギュラーガソリンで走る。首都高程度なら別段なーんの問題もなく加速し、走る。車体が軽く、ターボ搭載なのでリッターカーより機敏に走る。
そしてカーナビがまとも。
あまり指摘されないが、ベンツのカーナビはゴミクズである。
特に都内だと中目黒周辺がひどい。
どれくらいひどいかというと、目的地を中目黒駅前にしたら、中目黒駅前を通過してぐるっと回って中目黒駅に到着するガイドが出るくらいひどい。プログラムが完全にバグってる。
しかもタッチパネルでないので、目的地設定などがメチャクチャにめんどくさい。
さらに道路データの更新にかなりのお金がかかる。ヤナセすら勧めてこない。
知らないところに行くときは、いつもiPad ミニをカーナビの上に置いてテープで止めて使っている。
やっぱりトヨタさんを頼る
今後、私はかなりの距離を日常的に走る生活が予想されるので、つまらんトラブルを起こさない、燃費のいい、まともなカーナビのついた、長距離移動して疲れない、と定評のある =トヨタの車が欲しくなった。
まったく流行っていないのは重々承知でステーションワゴンに決めた。
若いころからモノを積めない車は欲しくない。モノを積まなくていいなら、バイクでいい。
一番欲しいものは、ワーゲンのバスなんだけど、売ってないし、メカが古すぎて現実的じゃない。
レクサスなんて眼中にない。もともとレクサスはベンツ、BMWなどのように高級車グレードがなかったから開発されたラグジュアリーカーだと思っている。たしかにヨーロッパの人はどこにでも車で出かけるし、生活水準を予想されてしまうので高級車が好き。
いまだに「理想のエンジン」などといってガソリンエンジンに固執する会社でも高級な感じがすれば、お客はつくようだ。
それでも、日本車特有の細やかな配慮は少なくともベンツにはない。
トヨタはレクサスを作り上げたことでラグジュアリーカーとはなにかを解明し、その知見がすべての車に現れている気がする。
あきらかにデザインと機能が向上したように見える。
前 豊田章男社長のリードによるのではないだろうか?
ところで「車を選ぶ」ってなにかを解決したいから買うという原理原則にもどるべきじゃないだろうか?
家族で移動したいならワンボックスカーだろうし、私みたいにものを積みたいならトラックやワゴン。もう二人しか乗らないで旅行行くのよ、となるとコンパクトカーかラグジュアリーカーかもしれない。
個人的に一番わけがわからんのがセダンだ。5人乗れるけど5人分の荷物積めるとは思えない。
車は安くない。「なんのためにわざわざ買うのか」はよく考えたほうがいいのではなかろうか。
ラグジュアリーカーも、私はよくわからない。小金持った親父がなんの目的もなく「高級車ならええやろ」と買うのがレクサスなんだと思う。レクサス出現前はクラウンとかだっけ。
近所のトヨタ自動車で働いている人も、わりあいと主張のある車を選んでいる。
私はまだまだ働くもん。車と一緒に働く労働者だから、そういう車を買う。
ということで、わがままでカローラ ツーリング一択。
当然、イマドキなのでハイブリッドにした。
ボディカラーは消去法。ホワイト、ブラック、グレーは問題外。ブルーはもっと濃い色ならよかったんだけどね、ということでまたレッド。
ベンツの前は日産車に乗っていたので、トヨタ販売店はおよそ15年ぶりに訪れた。
試乗車が置いてあったネッツトヨタなんだけれども、お店の人が総じて心から歓迎してくれている感じ。
ヤナセは言葉は丁寧で、決められたこと、例えばお茶出し、お見送りなどはきちんとやるけれども、事務的。
それが仕事の女性を置いているところも、イマドキじゃないのでイヤだった。彼女の給料は俺が払ったカネから出てるんだよ。いらないから安くしてくれ。
車の販売方法がついに近代化される
そしてぜーんぜん知らなかったけれども、コロナ以来の部品不足をうまく利用して、販売方法が激変していた。
長年、車販売業界はものすごく原始的でお客がゴネればゴネるほど割引が増えるという状況だった。
「月刊 自動車」などにはいかにして大幅な値引きを勝ち取ったかなどのレポートが載せられ、参考にしたものだった。
しかしこういう売り方は本当はよくない。
なぜならば、例えば、カムリが好きでとても欲しい、というファンのお客(ロイヤルカスタマー)には高く売り、なんでもいいから同程度のクラスで最も値引きした車を買うぜというカネでしか判断しない客には安く売るということになってしまうからだ。
車は売りっぱなしではなく、その後、定期点検、故障、車検、などつきあいは続く。
毎回、壊れたスピーカーみたいに、安く、安く、と言われるよりも、ロイヤルカスタマーとカムリのよさを話しながら過ごしたほうが気持ちもビジネスもいいに決まってる。
ならば、すべてのお客さんに適正価格で売買するべきだ。
いつになったら車の販売方法は改善されるのかと思っていたら、ようやく改善されたようだ。
生産台数をわざと絞っているのだと思う。納車期間が長いと慌てて四半期決算に間に合わせるように売りようがなくなる。
例えば、今回、買うことにしたカローラ ツーリングのハイブリッド車は6月末の注文で、納車予定は来年の2月と8ヶ月待ちとなった。
メーカーからの販売奨励金も少なくなってきているという。
そもそも、今のトヨタの車のラインアップはだんだん廉価版が消えつつある。
今、トヨタで一番安い車はヤリスだけれども、ハイブリッドにすると214万円はする。
カローラの高級グレードはほぼ300万円。
おそらくあまり安い車を作っても売れない時代なのではないだろうか。
ついでながら調べると、今、もっとも安い車はダイハツ ミラ イース で86万円だそうだ。
ネッツトヨタなので販売の主力はアルファード、ベルファイアらしいが、これらは値引き0、納期未定でも、予約受け付けと言えば、お客がなだれ込むと言っていた。
危険なローン
ぶっちゃけアルファード、ベルファイヤはDQNユーザーが多い。だからネッツトヨタで売っている。
彼らは難しいことは理解できないので、毎月の支払いしか考えない(とはディーラーさんは言っていません。俺の意見です)せいか、残存価格付きローンを組むそうだ。このローンはかなりあくどい。ここを見てほしい。
お金をもっていない人がアルベルに乗れるように考えだされた魔術に近い。笑
ディーラーにとっては、とてもうまみが多いし、売りやすいだろう。
ちなみにアルファード、ベルファイヤはDQN御用達と言われるけれども、長年、車を見ていると彼らは家族が乗れること、大型であること、豪華であることが要件なのだと思う。
アルベル以前はセルシオだった。
例えばレクサスがワンボックスのデカいのを作れば、やはり残価付きローンを利用して、そちらに流れるんじゃないかな。
メンテナンスパックに追い詰められる企業
さて、ネッツトヨタでも、ダイハツでも、ヤナセでも、車を買うときに同じことをいわれる。
「保守点検5年間のパックを買ってくれ。この間は消耗品以外は壊れても無料で修理する」
よほどカネがない奴以外は入ると思う。ユーザーにとってはありがたいことだ。
オイル交換も適切にやってくれる。
(そういえば、最近の車のエンジンは到達するところまでしていて、ならし運転なんて必要がない精度で組み上がっているらしい。逆に分解が街の修理工場でできなくなっているということだ)
しかし、ありがたくない人たちがいる。
イエローハットなど巷の車の修理、パーツ販売店だ。
実はベンツのバッテリーの電圧が上がらないので交換時期だとわかっているのでイエローハットで見積もりを取ってみた。バッテリーが純正のBOSHでないといけないらしく、結果的に高くなった。
担当してくれた人も最初からわかっていたのだろう、ヤル気なさげだった。
街の車のパーツ屋さんにはあいかわらず、カーナビやオーディオ機器がきらびやかに並んでいるが、最近はほとんどメーカーオプションで、いろいろな機能を兼ねている。おいそれと変更できない。
もうサードパーティの機器をつける時代は終わったのではないだろうか。
タイヤ、タイヤと騒いでいるが、それだけで食べていけるのか???
残されたものはディーラーを離れた中古車のメンテナンスなんだと思う。街の車のパーツ屋さんは、そのうち中古車販売をし始めると予想する。(イエローハットはすでに参入しているらしい。見かけないけど)そうしないと生きていけないのではないだろうか。
どうやって車を売ろうかな?
ベンツの車検と、車の納期を考えたら、ちょうどいい時期に決断したと思う。
問題は、、、トヨタでベンツの下取りはしていないので、どうやって売却するか、ですね。
MOTA? 外車王?でも使うのかな。。。考え中。
ビッグモーターは数々の不祥事、例えば会社の上層部が無理なノルマを課すことで現場が保険金詐欺を働いてしまっていると認定されているらしいので、ありえない。