前回書いたようにドローンの部品のインターフェースは統一されつつあるのは嘘じゃない。
でも、根本的にやっかいな問題があります。
それはドローン内で電圧が一種類じゃないこと。
たとえば、スクリュー相当のスラスターは6-20Vでドライブできる。最低電圧が6Vだ。
しかもモーターすら動力部分は10V程度であっても、ESCという制御パーツは5Vで動かす。
そのためパワーディストリビューションボードを使う。たとえばこんなの。
ドローンでは電源からのコネクターはXT60という黄色いコネクターが使われる。
このようにコネクターの種類だけはうるさい。
しかし金色の麺にははんだ付けするのだ。
これは5Vも発生してくれる。
なんだか中途半端。
ということで、いきなり自作ドローンを作れる自信はないのでテキトーにキットはないのか探し始めた。
電子工作だとお手軽キットはいっぱい見つかるが、ドローンの世界はそうではない。
アメリカ製キットは値段を書いていない。「問い合わせろ」とだけ書いている。それは、数十万円から100万円くらいするってことだ。
Aliexpressで見つけたのがこれ。これも電源はついてないんだよな。この内容で31162円。安い!
Cubeではなく、Pixhawkが制御基板だからなのだと思う。PixhawkはArdupilotではもっとも使われている制御基板だ。そこはいいのだが、Pixhawkも3万円近くするのでバカ高いと言わざるを得ない。
電源はおそらく4.2V均一だと思う。まだわからない。
とりあえず購入して組み立ててみる。1台組み立てて、飛ばしてみれば、いろいろわかるだろう。
しかし、、、空を飛ぶタイプのドローンは航空法の規制が厳しくて、もう楽しめるジャンルじゃないね。
100グラム以上のドローンは登録しなきゃいけないし、免許がいるようになるみたいだし、飛ばす前は飛行計画を提出しなきゃいけないこともあるし、飛ばす場所の地主の許可を取らないといけない。自分のガレージでちょっとテストする程度しか自由にはできないようです。
私は勉強用に一度作るだけだからいいけど。自作ドローンなんて日本でやる人いなくなるよなぁ。
それで「安全保障上は国産ドローンが好ましい」なんて言ってたら、東芝、三菱、NECなんていうゾンビ企業を助けるための背作か?と邪推しちゃう。