クレカより少し大きいRaspberry PI。
それでもしっかりLinuxが動くボードだ。
世界中ですでに3000万台出回っているという。
ユーザーが増えるということは、解決策も増えるということであり、日本製のチンケなボードを使ってはいけない。
Raspberry PIには標準はRASPBIANというDebian(主流ディストリビューションのひとつ。aptコマンドで操作する)の派生なんだけれども、それでも邪魔なものが入っている。
邪魔かどうかは、用途に寄る。
以前、褒めちぎったMathematica が標準で入っているが、専用機として使うならば不要。
たとえばPythonプログラムを展示場でデモしたいとなると、余計なものは消しておきたくなるではないか。
アンインストール
まず、アンインストールするコマンドだが
sudo apt purge パッケージ名
ゲームとLIbre Officeくらいを削除。
インストールされているパッケージ確認コマンド
sudo dpkg -l
作業前に
sudo apt update
sudo apt upgrade
終わると
sudo apt clean
sudo apt autoremove
必要なPythonパッケージをインストール
PIL, pygmame, SQLite3を使っているのだが、PILのimgeTkがないと怒られたので、
sudo pip3 install pillow --upgrade
しただけでよかった。
自動スタートの設定
自動ログインするユーザーのフォルダー(たいていpiだろうな。)に.configがある。
ls -aコマンドでリストすると、見つけられる。
そこで、
cd .config
そこにlxsessionというフォルダーを作って、さらにLXDE-piというフォルダーを作る。
mkdir lxsession
cd lxsession
mkdir LXDE-pi
cd LXDE-pi
次にここにautostartのテンプレートをコピーする
cp /etc/xdg/lxsession/LXDE-pi/autostart ./
ファイルの中身を見てみよう。
nano autostart
ファイルに自分が起動したいシェルスクリプト名を書きます。
私はstartup.shでDocumentsに置きました。実行権限をお忘れなく。
autostart内には次の一行として追加
lxterminal -e "/home/pi/Documents/startup.sh"
Pythonで書くと複数の環境でプログラムの変更なしで動かせるかも
今回はGUI(Tkinter)とSQLITE3を使ってデスクトップアプリを書いた。
これはMacで開発し、ファイルをそのまま(データベースも)Raspberry PIに移設して動作した。
ひょっとしたらJavaよりも”Write once, run anywhere”ではないだろうか。
Raspberry PIは安いのでデモや単一のアプリを動かして使わせるには、とても便利だと思う。
今時は、どのテレビもHDMI端子を持っているので、無線マウスを提供すれば、専用機ができる。
HDMIオーディオの切り替え
ネット上ではraspi-configで切り替えろ、という記事が多い。
しかし、今年のどこかからかメニューのスピーカーアイコンを右クリックすると、簡単にHDMI, アナログと切り替えられるようになっている。
こういうことがしばしば困ること。