テクノロジー遊び

HP 2170PにSSDを換装

2011年に購入したIntelのSSD(150GB)がどうしようもなくなったので、次のSSDを物色していたらCruscial MX-100シリーズが人気らしい(Amazonで売上げNo.1) し、評価も高い(Ascii.jpの記事)。256GBで11,980円だった。

HDDからSSDへデータを移行するわけですが、Windows7ってCドライブだけじゃなく、見えないsystem領域があるんだよねぇ。

定評のあるEaseUS Todo Backup Freeで「クローン」を選ぶとソースドライブは、

systemはドライブレターが割当られておらず、およそ100メガバイトだった。

残りの大半がCドライブで

端数が未割当て。

ところがターゲットにSSDを指定して(編集)を選ぶと、

systemにドライブレターAが割り当てられ、数十ギガバイトが割当てられている。

残りがBドライブで

端数が未割当て。

ネットを探してもここを調整したという記事をみかけないが、どう考えてもおかしいので目を凝らしてターゲットのsystem割当を数百メガバイト(ほとんど見えない)に変更し、

残りをBドライブに割当てた。

失敗したら、やり直そうと思っていた。

しかし、クローンは成功し、Windows7は無事に起動した。

何度かリブートしても大丈夫。

多分、これでいいのでしょうね。

Yahoo!のQAサイトで同様の問題に気づいた人はいるけれど、EaseUS Todo Backup Freeの使い方を説明している人でこの現象に気づいている人はいないようだ。

残作業は、

  1. 一度、立ち上げるとWindowsがSSDを使っていることに気づくからデバイスドライバーが入ったところで再起動。
  2. ウィンドウズエクスペリエンスでパフォーマンス測定をしなおす(ストレージは6.5以上でSSDだとWindowsが認識するらしい。ちなみに首記SSDは7.4くらいになった)
  3. ハイバーネーションをオフ(レジストリ―いじります)
  4. デフラグのスケジュールをオフ
  5. (プリフェッチはエクスペリエンスを更新すると自動的にオフになることを確認しました)

私は仮想メモリーをオフにすることはオススメしません。オペレーティングシステムは長年、リアルメモリーは小さくストレージをページングデバイスとして使うことを前提として作られています。
たとえ、リアルメモリーだけにしてもプロセスごとに仮想空間を提供する以上、仮想メモリー管理機構は働きます。
この時、リアルメモリーを大量に使うと、当然、ページングしようとします。それはメモリー全部を使い切る前に発生します。
そこでページングできないとなると、オペレーティングシステムはダウンするしか方法がないのです。
これをOSの専門家用語で「ない袖は振れない」現象といいます。(マジ)

パソコンを使っていて、常に全体のプログラムの仮想メモリーの合計を気にしながら使うなんて馬鹿げています。
SSDにWindows7がプリインストールされたレノボのPCを調べてもしっかりページングエリアは取られています。
仮想メモリーをオフにするのはやめましょう。そんなケチくさいことを考えるならHDDにしておくべきです。

同様に復元ポイントを消せ、としばしばSSDのチューニング記事に書いてありますが、Windowsアップデートをすると作成されます。なしでトラブルが起きると大変なことになります。運が悪いと起動不能です。(復元ポイント消して使っていて、クリーンインストールする羽目になったことあります)

誰が言い出したのか知りませんが、なんともまぁ、ひどい素人ガイドです。

特に新しいSSDはそんな脆弱ではないようですよ。

関連記事

  1. 日本語版Fusion PCBで発注してみた

  2. 今更ながらApple Earpods

  3. おっさんの時計(3)

  4. CNCマシンキット(3)

  5. カメラマンは言わないECサイトの写真撮影

  6. アキバ名物(あきばおー)

  7. 毎年恒例、無線ブロードバンドルータの買い替え

  8. 無線LANカード(Intersil prism)

記事をプリント