休みを利用して神戸を通りかかりました。
トアロードと呼ばれる通りがあり、ぷらぷら歩いていると、からくり人形を制作、販売しているお店がありました。
「いとう工房」といいます。
Youtubeに動画があったので貼っておきます。
店主の伊藤さんとお話しできたのですが、トアロードに店を構えて10年以上になるそうです。
制作もこのお店でやっているということで、独特の雰囲気があります。
からくりは独学だそうです。
全部品を自分で作っているそうで、完成した製品は素晴らしい世界観があります。
この写真も動力系は床下にあるもので、モーターひとつです。
伊藤さんと話していて思ったことがありました。
こういうからくりは大変なわりに、動きをあまり複雑にはできないとのこと。
それと伊藤さんは今の自分の支出から作品の値段を考えているので、売れなくなればなるほど値上げをしているようです。これはビジネスマンとしてはない考え方なので、ちょっと将来が不安。
次の日に宝塚をまわり、こんなものを場末のお店で衝動買いしました。
たぶんブリキを切って作ったハンドメイドのウェルカムボード。
とてもじゃないけど、外には出せない。でも、夢があります。
家の中に吊りさげました。
そこで疑問に思ったのが今のメカトロニクス産業の「からくり」の使い方です。
幸いにして本が数冊すぐ見つかり、発注。
読むと、サーボモーターでなんでもできてしまうので、例えばモーター一個で複雑な動きをさせるといったことに目は向いていないようです。
ハードとソフトの間にいる自分としては、両方を利用したモノはできないだろうか、と考えはじめています。