サラリーマンのふり

東芝の「血のバレンタイン」

すげータイトル。

文春の命名なのでしょうかね。

文春オンラインがとても読みやすく、取材も完璧。

以前、「東芝の未来をマジメに予測してみる」なんて記事を書いたけど、あまりに予想どおりでワロタ。

上の言うことに逆らうな、の社風は都合の悪いことは小出し。

当然、みんなの期待どおり

「まだなんかあるだろう」

あるよ。

というのも、まだ誰も話さない、書かない、東芝の子会社軍団。

ここ見りゃリストがあるけど、どう見ても東芝の下請けで食ってる会社ばかりです。
この話題にならないマジョリティが大変だと思います。
私の知っているIT系も技術なんかない。根拠は会った人だけ話すわ。
ダイナブックの凋落とSAN(ストレージ)からの撤退でわかると思うけどね。

原発の話も重要だけど、親亀がコケれば子亀もみなコケるわけで、これから転職市場は「元東芝」がウロウロするのでしょう。

思い起こせば、ダイエー、山一證券、シャープ、サンヨー、ソニーと企業が傾いた時に内部で育ったサラリーマン経営者が変化に対応できずに会社を潰してしまう例がまたできました。

忘れないでください。
どの会社も「できる」ということで出世争いを勝ち抜いた人間がもたらした結果です。
できる人ほど、その会社の文化にそまった人であって、傾いた企業を回復することはできないんです。

日々のサラリーマン生活で目の前の部長、事業部長、専務、常務、社長が、肩書を捨てても、どんな環境でもやっていける人間なのか、よく見つめてください。(たまにこの人はひとりでもやっていけるだろうな、という人はいます)

肩書で人を見るな、と昔から言われていますが、現代はますます正しい時代です。
過去の成功体験が通用しないのです。

ましてや東芝のような上から下までプライドの塊の連中(あなたの知り合いもそうでしょ?)は、泥水をすすってでも生き残る力はないですから、このまま解体されることでしょう。

解体され、買収した会社が上の立場であるという現実をつきつけられ、始めて目が覚めるのだと思います。
それは企業からリストラされた社員が経験したことのくり返しです。

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