ITで遊ぶ

mac mini(Late2014)にUbuntu Serverをインストール

こういう普通じゃないことをする背景は、24時間動かす小さいサーバーを自宅にたてよう!と考え始めたことから始まる。

まぁ今時ならLinuxでもUbuntuディストリビューションかな、と考えた。
(ちなみにLinuxといっても、Red Hatのような商用やUbuntuのような無償のものなどパッケージングによりいろいろな種類があるのだ。Raspberry Piに乗るLinuxはRasbianというパッケージ。こういうものをディストリビューションと呼ぶ)

じゃぁ、どんなハードが安く確実か、といろいろ考えるとMac Miniに行き当たってしまう。
Intelが似たような機種を出しているんだけど、Appleより高い(と思った)
あと、サーバー立てるのがイヤになったら、二台目のMacとして使えるし、なんて思いもあった。

とりあえず、Mac Miniの1TB HDDドライブを搭載した機種を購入。
ここでFusion Drive搭載機は買ってはいけない。なぜならばFusion Driveはソフトウェアがかなり介入しているため予期せぬトラブルが起きる可能性が高い。

さて、ブツがやってきて動かすわけだが今どきのMacはキーボードもマウスもBluetoothで最初から動作する。
そこで予備のMac BluetoothキーボードとElecomの1800円マウスを用意した。

また、Mac Miniは当然ながらディスプレイがない。iMacにディスプレイを別に接続するために買っていた、
Mini DisplayPort (Thunderbolt) to VGA (D-Sub 15ピン)を接続し、ボロいVGAを繋いだ。

もちろんこれでMacとして立ち上がる。

ここからが問題だ。

問題1.MacはUbuntuのISOイメージを認識しない
UbuntuのサイトからUbuntuサーバー版ISOをダウンロードし、DVDに焼こうと考えたがISOイメージを認識しない。
ここでMacでイメージを作ることをあきらめた。

問題2.MacはUbuntuのDVDでブートできない
別にもっているWindowsのノートPCでとりあえずISOイメージをダウンロードし、DVDを作った。
これをドライブごとMacに接続し、設定の「起動ディスク」で選択しようにも、現れない。
言い換えるとブート可能だとみなされないようだ。

そこで、Windowsでお手軽USBインストーラー作成ツールunetbootiniを使って、ダウンロードしたUbuntu ISOイメージをUSBメモリー(アダプター+Micro SDカード)に書き込んで、Macをブート
(Macでフォーマットしたり他のLinuxで使って、ヘンなGUIDパーティションなんかできちまったmicro SDカードはSDアソシエーションが配布しているフォーマッタを使うとパーティションも消されきれいにフォーマットされます。おすすめツールです。)

問題3.Ubuntuは立ち上がった直後はBluetoothが動いていない
おお、見事にSDカードからブートされた、がキーボードを認識しない。
ああ、こういう時はRaspberry Pi用のキーボード+マウスのこれを使うしかないねぇ。keyboard

これ、巷では「Bluetoothキーボード」って書かれてるけど、たぶん違う。USBトングルの無線キーボード。だって今回みたいなBluetoothがまだ動作していない時でも問題なく接続できて使えるんだよ?
しかもマウス用のタッチパッドまでついている。

いざというときに持っているといい一台ですわ。

で、とにかくUbuntu Serverのインストールは終了。
パーティションは1TBまるまるUbuntuに設定した。

巷の記事にあるようなブートローダーパラメーターの書き換えとか、しなくて進んでしまいました。

しかしね、ここまで書いて思うことは、たまたま家にいろんな機材があるから(VGAアダプター、USBメモリー、Windows PC、DVDドライブ、DVD-R、変な無線キーボードなど)試行錯誤しながら進められたけど、素人さんはやめたほうがいいよねぇ。

この記事はまだ続く。。。

(5/22追記)

結局、Ubuntu Desktopをいれなおした。

というのも、Bluetooth キーボード (Apple純正のアレ)がどうやってもつながらない。iMacで動作確認して問題ないのだがつながらない。
もっと困ることは、Ubuntuのブート初期、例えばGRUBなどのブートローダーが動作している段階ではBluetoothはサポートしていないことがわかった。

そのため、イヤイヤ、MicrosoftのUSBワイヤレスキーボードを購入してしまった。3000円チョイだった。スクリーンショット 2016-05-22 8.26.26

タッチパッドもついていて軽いので、まぁまぁ満足。先のキーボードとまるで親子だね。
子を先に買ったけど。こうやってITハードウェア資産(負債?)がまた増えた。

これで折りたたみなら感動するんだけどな。

とりあえずこれなら当たり前ですが、ブートの最中からさっくり繋がっています。

で、Ubuntu Serverをまた入れたさ。

これでできあがったので、家庭内LANでアドレスを固定して、sshを導入しました。(apt-get install openssh-server)

気になる人は/etc/ssh/sshd_configのPermitRootLoginをnoに変更しときますか。
後いろいろやってる人がいるけど、そんなにあんたのどうでもいいサーバーを根掘り葉掘り解析する奴はいねーよ。と自分自身のサーバー含めて思います。

セキュリティって他より劣っていなければ、ハッカーはめんどくさいので次にいく。
過剰にやりすぎて後で自分でもどうしようもなくなっている人のほうが多いんじゃないか?

関連記事

  1. メインフレーム

  2. Puppy Linux 4.20

  3. MacとWindowsでディスクを共有するには

  4. Air Mac TimeCapsuleとNAT

  5. MacでBlu-Ray, DVDをみる

  6. isolinux翻訳

  7. 自宅サーバーを作る

  8. ついでにブートについていろいろ

記事をプリント